2012年3月31日土曜日

土曜のランチは中華。天二の「大陸風」で麻婆豆腐とネギラーメン

年度末の3月はあまりにも忙しく疲労が蓄積。
昨日はその反動で飲み過ぎて今朝は10時過ぎまで寝坊。

ご飯を食べなきゃ、と思いながらも外は大雨。
雨が上がった13時過ぎに部屋を出て近場の中華大陸風へ向かいました。

行きつけのバーホワイトラベルで知り合ったご近所に住むYさんから聞いた店です。
なんでも、出てくるのが異常に早いとか。


店頭のランチメニュー。
当然のように好物の麻婆豆腐を選択。


店内は高級中華っぽい内装。
店員さんも中国の方。
ランチを食べに来たご近所の方で賑わっています。


ランチはプラス150円でスープがネギラーメン小になるというので、それに。


Yさんの言うとおり、かなりの早さで出てきました。
ドーンとボリューム満点。


麻婆豆腐


小籠包焼売


ネギラーメン


サラダ


麻婆豆腐はオンザライスで。
唐辛子が効いています。


禁断のお代わり。
朝食べてないからいいか、と自分に甘く。


フルーツがついていました。



天気も冴えない土曜日。
この一ヶ月の疲労も一晩寝ただけではまだ抜けず、今日は家でゴロゴロしようと決めました。





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大陸風中華料理 / 南森町駅大阪天満宮駅扇町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.2


2012年3月30日金曜日

昭和レトロな天二「酒房 花房」。美人ママと常連客と絡んだ後は止まり木「ホワイトラベル」で仕上げ

私の自宅近く、毎日歩く通勤路の途中にある酒房 花房
隣に販売所という看板も出ているので蔵元直営の店なのか、と気になっていました。
比較的早く閉まる店のようで、残業で遅くなるとシャッターが下りています。
開いているときは暖簾の隙間から中を覗くのですが、それほど繁昌しているようではありません。
しかしいつも数人の客がいるので、店構えからして間違いなく地元の常連だろうと知れます。

先週残業帰りに意を決して引き戸を開けて中を覗きました。
いかにも枯れた店内のカウンターの内側には意外にも女性が。

「あの、もう閉店ですか?」
「ええ、今日はお客さんがいなかったので。いつもは22時までです」
「あ、じゃあまた寄せてもらいます」


そして今日こそは、と21時頃に暖簾をくぐりました。
所々綻びた暖簾に時代を感じます。



カウンターの中には先日お話したママさんが。
そしてL字カウンターの突き当りには三人の年配の常連客。
全員が私を不思議そうな目で見ます。

「やっぱり場違いだったかな、スーツ姿では」
と思いましたが、そんな事では下町居酒屋探検家の名が廃ります。
ここは落ち着いて振舞わなければ。


まずは生ビール
ママさんも店の雰囲気にそぐわない闖入者にいささか戸惑い気味。


何をどう頼んでいいのか、システムもよくわからずに店内を見回しているとママさんが助け舟。
「とりあえずおでんなんかどうですか?」
どうやら先日顔を覗かせたのが私だとはわかっていないよう。


ショーケースの上に干物類があるのが目についたので、味醂干も注文。


さっと炙った味醂干も出て来て、ちょっと落ち着きました。


厨房の壁にメニューを見つけました。
きずしと書いてあったのでそれを注文すると「あんまり出ないんで置いてないんです」と言われて戸惑う私にママさんが「書いてあっても無いものがあるので、食べたいものを言って下さい。さっぱりしたものとか野菜とか」
「ああ、そうなんですか。じゃあさっぱりしたのがいいかな」
えのきポン酢なんかどうですか?しめじでもできますよ」
「じゃあ、えのきで」
「フライパンにします?それとも網で?」
随分と細かい指定が出来るようです。
野菜炒めとか焼きうどんなんかもできますよ。その日にある材料でお好みに作れますから」
なるほど、野菜不足解消と残業メシの一石二鳥に使えそう。



それにしてもママさんはなんとも曰く有りげな美人。
常連客たちは妖艶ながらもチャーミングなこのママさんと喋りたいから来ている、という下心も見え隠れ。



奥の三人は私に興味津々。
しかも手前の二人はかなり出来上がっている様子。
私が東京から単身赴任で来た、というママとの会話が耳に入ったのか、真ん中に座っていた70過ぎと思われる一番年配の禿頭氏「兄さんはワシらとは違うんや。パリッとして、アタマもええし大企業の部長さんやろ。なぁ、そや、商社やろ?」と大阪の居酒屋で必ず始まる身上調査。
手前の赤顔氏はほとんど呂律が回らないものの「兄さんみたいな若いエリートがこんな店に来るとはなぁ」みたいなことをベロベロにしゃべっています。
ママさんは「う~ん、お客さんは金融関係とちゃいます?銀行とか証券とか。こういう店には来はれへん人やね」
と寄ってたかって私の正体を暴こうとします。
「じゃあ、当たるまでは言いません。多分当たらないから」と私も応酬。
結局私は名前だけは白状したのですが、たちまち一番奥にいた鼻髭氏から「ちゃん付け」で呼ばれることに。
どんだけフランクなんや、このおっさんら。

花房という名前はやはり想像していたとおり酒蔵の名前。
ママさんは元々は南森町の土地持ちの資産家のお嬢さん。
花房酒造は昭和31年(1956)創業、蔵は西宮にあったそうですが、震災で廃業。
彼女はこの地で20代から30年以上この酒場を経営してきたとか。
下町酒場の女将らしい妖艶さがありながら、聡明かつお嬢さんっぽい独特の雰囲気の由縁はそこにあったようです。

お酒は芋焼酎のロックに。
なんとグラスに並々と注がれて出てきました。



腰を上げた禿頭氏は随分とご機嫌で、さっき知り合ったばかりの私を近所の寿司屋に連れて行くといって聞きません。
ママさんが捌いてくれて私は引き続き飲み続けることに。

もう少しツマミたいと思い、ママさんに相談。
「じゃあ、私流の玉子焼きはどう?ネギ鰹節と入れて。納豆も入れましょうか?」


卵4個を使ったボリューム満点の玉子焼き


時計は22時を回り店じまいの時間。
「金曜日はネタが少ないから、また別の日に覗いてみて下さい」
とママさんに見送られて店を出ました。


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花房居酒屋 / 南森町駅大阪天満宮駅扇町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.0


すっかり浪速のおっさん達の毒気に当てられた私は、帰り道で止まり木のバーホワイトラベルにドロップイン。
先日キープしたウイスキーのソーダ割り


今日もマスターの紹介で業界の方と名刺交換。
どんどん広がる人脈と楽しい会話で夜も更けていきます。

ハードだった年度末、そして単身赴任の3ヶ月を思い起こし、頑張った自分に乾杯です。


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和モダンな堂島「一夜干し ぐあん」でお魚ランチ

京阪堂島ビルの一階に一風変わった門構えの店があります。
しかも変わっているのは構えだけでなく、店名も。
その名は一夜干し ぐあん
元々はトンカツ屋だったらしく、昨年暮れにこの店に変わったそうです。

部員のIさん案内で、スタッフのYさんと三人で来ました。

蔵をイメージした入口。


ランチメニューはこんな感じ。
おばんざい系と丼系。
いずれも1,000円です。


店内は天井が高く、白壁に黒い木の柱が古い日本家屋や蔵をイメージさせます。
テーブルは大きな木の一枚板。
随分高さがあるなと思ったら、夜は立ち飲み屋になるそうです。
和モダンな感じの雰囲気です。

魚の種類は日によって変わるそうですが、煮魚で頼んだきんめが売り切れで鯖の味噌煮に変更。

まずは小鉢替わりに五種の一品が運ばれてきます。
これは全メニュー共通。


ごはん味噌汁お新香が運ばれてきました。


こちらが鯖の味噌煮


目の前のお客さんの天ぷら定食はかなりのボリューム。
次回チャレンジしてみよう。

年度末の忙しい合間でしたが、3人で魚をつつきながら四方山話ができた貴重なランチでした。




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2012年3月29日木曜日

吉田類の世界。天満の路地裏「居酒屋しげみ」を切り盛りする素敵な老夫婦

時刻は1時前。
行きつけの止まり木ワインバーの店主の案内で訪れたのは天五の裏手にあたる飲み屋街の一角にある居酒屋しげみ
深夜2時まで営業しているので、飲み足りない面々や、飲食店関係者などが夜中に来るそうです。



年季の入った白鶴の染め抜き暖簾をくぐり、店内に入った私は感動しました。
東京時代こよなく愛した下町居酒屋そのもの、まさに吉田類の世界が目の前に広がっていたからです。


L字のカウンターと奥の小上がり。
二階もあるそうで、意外とオオバコです。



ショーケースには小鉢に入ったおかずや魚、肉などのネタが入っています。


感じのいい老夫婦が切り盛り。


まずは冷えたビール
今さらながら本日初ビール


若ごぼう


刺身の盛り合わせ。
ひらめかつおまぐろの三点盛り。
活きのいいネタに満足。


おでんも頂きました。
いい具合に煮詰まってます。


大根スジ玉子


メヌケの味噌漬け。 


脂ののった白身が美味。


日本酒に切り替え。
ガラス瓶の白鶴というのがまた実に渋い。


大阪らしい出汁の湯どうふです。
もちろんとろろ昆布がのっています。
ボリューム満点で350円。


こちらはかす汁
これも大阪では人気の料理です。


深夜2時を回り閉店。
暖簾は内側へ。


素晴らしい老夫婦に色々とお話を伺いました。
元々はサラリーマン、OLだったお二人が今から40年も前に酒屋と立ち飲み(いわゆる角打ち)をやろうと始めたお店だそうです。
ところが当時は酒屋の出店規制が厳しかったことから方針を変更して居酒屋として開業。
料理も全て自己流で始めたとか。
その頃はこの界隈も治安が悪く商売も大変だったそうですが、そんな苦労話もにこやかにお話される素敵なご夫婦。
昭和10年代の前半生まれ。
昭和の夫唱婦随ここにあり、といったところ。

ちなみに「しげみ」という店の名前は、ご主人の実という名とお父様の繁という文字を組み合わせて「しげみ(繁実)」としたとか。
商売がうまくいくように願いを込めたそうです。

焼酎の一升瓶を入れれば、ツマミを頼まないと料金は0円。
信じられないサービスですが、そんなことすら笑いとばしてしまうお二人です。


撮影・掲載許可済み

ついつい話が楽しくて2時をすっかり回ってしまいました。
心が温まったのは日本酒のせいだけではなかったようです。

日本酒を4合飲んで二人で3,900円。
素晴らしい店と出会いました。




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居酒屋しげみ居酒屋 / 天神橋筋六丁目駅天満駅扇町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.3