2012年10月27日土曜日

「そうだ、京都、行こう。」 祇園下河原「ひさご」で行列の親子丼ときざみきつねうどん

京都のガイド誌を見ていたら旨そうな親子丼を発見。
思い立ったらふらっと行けるのは大阪に住んでいればこそ。
行列の人気店ですが「3時くらいなら並ばずに食べられる確率が高い」と書いてあります。
ならば行ってみようと15時着を狙って新幹線ならぬバイクで。
一時間ほどで到着です。

店の名はひさご
八坂神社の南、高台寺の参道下に位置します。


待ちは一組のみ。
並んで待っていると清水寺から来るのか、通りがかる人力車が必ずこの店の前で停まり
「ここはひさごといっていつも行列ができる親子丼が人気の店です。舞妓さんが食べに来たりするんですよ」
と解説してくれますので、私も思わぬ情報をゲット。



15分ほど待って店内に案内されました。


町家風の店構えながら、改装したのか新しい感じがします。
店内にはテーブルが7、8卓。
奥に見える厨房はこの店構えにしては大きそう。
何人ものホール係が行ったり来たりしていますが、大阪と違ってどこか動きがのんびりしているように見えるのは京都だからでしょうか。


メニューは麺類がうどんそばの両方があり、かなり幅広い品揃え。
京都独自の言い回しもあって私も判読できない料理があります。
親子丼率が高いものの、うどんを食べている人もいます。


もちろん親子丼を注文。


室内が暗く電灯の灯りなので色が赤みかかって見えますが、美しい卵黄の色です。


注文時に「山椒をおかけしてよろしいですか」と聞かれます。
これがいい風味づけになっているので、是非頼みましょう。


トロ味のある
間違いなく2個使っていますね。
しかもかなりツユが多く、味は濃い目。
京都だから薄味、と想像しているとちょっと驚きます。
東京の人には問題ないでしょうが。


かしわも大きめの切身がたくさん入っています。
行列してまでかどうかはさて置き、かなり旨い親子丼であることは間違いありません。


さて、これだけでは京都まで来た甲斐がありません。
もう一品、きざみきつねうどん
九条ねぎがたっぷり入っているのが京都流。
大阪では同じ物を単にきざみうどんと言いますが、京都ではあえてきつねを入れます。
きつね=揚げということなのでしょうか。
大阪で言うきつねうどん(甘辛く煮た揚げ)はこちらでは甘きつねうどん
30キロしか離れていないのに、食文化は大きく異なります。


厚めのきざみ揚げにたっぷりの九条ねぎ
丼からあふれそうなほどボリュームも満点。


うどんは柔らか目の中太。
喉越しのよい麺です。


出汁は親子丼同様濃い目。
これも意外でした。
食べても減らないうどんきざみ揚げに嬉しい悲鳴。


すっかり満腹。
私が食べている途中から空席も。
やはりガイドブックに書いてあった通りでした。

親子丼を食べるためだけに京都へ。
一時の観光気分を味わい再び大阪へとハンドルを向けました。




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ひさご親子丼 / 祇園四条駅東山駅河原町駅

昼総合点★★★☆☆ 3.2

2012年10月26日金曜日

東京の皆さん美味しくてゴメンナサイ。天五「上川南店」で絶品の大阪居酒屋流湯どうふを


大阪に来て驚いたことがあります。

湯どうふと言えば、水を張った土鍋に昆布を入れ、沸騰したら豆腐を入れ、生姜鰹節などを薬味にポン酢醤油で食べるもの、と思っていました。

大阪生まれ大阪育ちの私。
実家でも湯どうふはこうやって食べていました。

昨年末大阪に30年ぶりに引っ越してきた日に天五の居酒屋天満酒蔵湯どうふを頼んだ時、予想もしない料理が出て来て驚きました。
そのあまりの美味しさに大阪居酒屋流湯どうふの虜になったのです。

今日はその大阪居酒屋流湯どうふがとりわけ評判の天五上川南店にやって来ました。


湯どうふの文字が染め抜かれた暖簾が誇らしげ。


早い時間に来たのに既に常連さんと予約客でいっぱい。
カウンターにかろうじて席がありました。


メニューは小料理屋らしい幅広いラインナップ。


どれもこれも美味しそう。


とりあえず生ビール



ネタケースでひときわ魅力的に見えた剣先イカまぐろをお造りで。


上質な赤身。


伊勢カキと今日のお品書きにあったのでどうやって出してくれるのか聞いてみました。
酢ガキ焼きガキカキフライにできますよ」
とおっしゃるので
酢ガキで」
とお願いしました。


すだちの酸味と大根のピリッとした辛さとカキの磯の香りの完璧なコラボ。


日本酒を頼みました。
明日は休みだから大丈夫でしょう。
二合銚子を正しく湯煎で。



美味しそうなレバ砂ずりがネタケースにありましたので焼いてもらいました。


野菜炊合せ
日本酒と合い過ぎ!


湯どうふの前にもう一品。
イカゲソ焼き



さて、〆はお待ちかねの湯どうふ
四百萬両という洒落っ気のある短冊。


おでん鍋にたくさんの豆腐。
二代目と思われるご主人は、この鍋の出汁の味を確かめた後雪平に移して熱します。


来ました!
これが大阪居酒屋流湯どうふ


昆布の利いた出汁、たっぷりのとろろ昆布、そしてゆず皮


大阪らしい薄口ながらも深みのある味わい深い出汁。


これが決め手。
とろろ昆布


美味しすぎる。


完食完飲。


大阪の居酒屋では定番の湯どうふ
もちろん店により味も異なりますが、それぞれに美味。
しかし当店の湯どうふが出色であることは論を俟ちません。
東京の皆さんが関西に来て「やっぱり京都の湯どうふは違うね」と満足する前に、是非大阪大阪居酒屋流湯どうふを食べて欲しいと思います。




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上川南店割烹・小料理 / 天神橋筋六丁目駅天満駅扇町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.5

2012年10月25日木曜日

残業メシは焼鳥「萬作 天六店」で一杯。評判のきも造りとつくねに納得

支社の同期M君に教わった店。
今日は仕事で少し遅くなったので軽く飲んで帰ろうと足を向けました。


天神橋筋の表通りに面した路面店。


サラリーマンで賑わう活気のある店。
席に座るとまずキャベツタレが出てきます。
感じのいいホール係のお姉さん。


お値段はリーズナブル。


とりあえず生ビール
そしてポテトサラダを。


評判のきも造り


美しい艶。
見るからに美味しそう。


生姜と一緒に大葉で巻いて。
口の中でとろける食感が最高。


軟骨が入ったつくねはフワフワっとした優しい食感。
タレとの相性も良し。
人気の一品なのが頷けます。


きも
きもの焼き加減が絶妙なレアでとろけるよう。
カリッと焼けたとの対比が面白い。


心(ハツ)
想定外に柔らかくてビックリ。
ここは仕入れと焼き方が相当いいのです。
山椒を振っていただきました。


芋焼酎のロックに切り替え。


せぎも(膵臓はタレで。


ねっく(首)
脂の乗った肉質。


最後はさっぱりとささみ梅


常連さんで賑わうお店ですが、ホール係のお姉さんの気配りで異邦人の私も心地よい時間を過ごすことができました。
大阪の下町人気店はどこも人情が一番のご馳走なのです。




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萬作 天六店焼き鳥 / 天神橋筋六丁目駅天満駅中崎町駅

夜総合点★★★☆☆ 3.3