2015年12月10日木曜日

【転勤前の挨拶回り第13弾】天満・天神の重鎮が集まる社交場「主税寿司」。そうとは知らずに4年前に飛び込んで以来、小僧の私を一人前扱いしてくれた陽気なマスターと素敵な奥さんに感謝

天神橋筋2丁目北を西に入った通りに面した所にある、昭和な店構えの主税寿司
まだこの界隈のことがよくわかっていなかった転勤当初、毎朝徒歩通勤でこの店の前を通るので、気になっていました。
そんなある日、残業帰りに暖簾をくぐったのがお付き合いの始まりです。


コの字カウンターだけの店は10人も入れば一杯。
いつも奥の席には、商店街の店主や近隣の企業の社長さんなど、天満・天神の重鎮が陣取って、陽気なマスターと素敵な奥さんを交えて世間話。
50代前半の私など、洟垂れ小僧の若さ。

そんなマスターに転勤のご挨拶に来ました。
「そうかっ!もう4年やもんな。そろそろやと思ててん」
とマスター。
そうそう来る常連でもないのに、よくそんな事を覚えていてくれました。

この店に来ると、必ず頼む焼酎のロック
芋は黒霧島ですが、このビールジョッキにナミナミと入れてくれます。
後で必ずダメージを受けるので、要注意。


お造りの盛り合わせを頼みました。
「ええとこを、ちょっとずつ入れといたで!」
一人で寿司屋のカウンターでお造りをつまむなんて、私もずいぶんと大人になりました。


ウニ。


赤貝。


中トロ。


冬の名物は茶碗蒸し
夏は玉子豆腐です。


身体が温まっていくのがわかります。


私の後ろで引き戸が開きました。
振り返ると、随分と久し振りにお会いするT社長。
美尋かここでお会いするのですが、2年くらいはお会いしていないかもしれません。
彼の真似をして、芋のお湯割り
そんなT社長にも転勤のご報告。
「実家は枚方だったよな?東京の家は千葉だったな」
東京出身のT社長は、万博の時に大阪に来て以来の大阪暮らしですが、ずっと東京弁。
20年も私より人生の先輩が、そんなことまで覚えていてくれるとは、恐縮至極。


あなきゅう巻いてくれる?玉子も入れて」
「あいよ!タレつける?」
こんな会話ももう出来なくなります。


ゴマ塩頭のマスターは政治、経済から文化、芸能まで時事ネタに明るい方。
会話の受け答えに、知性と楽しさを感じます。
地元の重鎮たちも、そこに惹かれて通うのでしょう。


最後の一個。
これを口に入れたら、私もこの店にはお別れを告げなければなりません。


「ごちそうさま。お世話になりました!」
「おう!元気でな。また寄ってや。ありがとう!」
師走ももう半ば。
私がこの町に引っ越してきてから間もなく丸4年です。



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