2015年10月31日土曜日

土曜の夜に西成「焼肉 政ちゃん」で珠玉のホルモン尽くし。鶴見橋商店街の立ち呑み「愛勇」でハイボールをグビグビ飲んでから野田地獄谷の「酒縁ゆるり」でひやおろし。地元南森町の「ホワイトラベル」に寄ったことも覚えていない泥酔ぶり

仕事で繋がりのあるT君から
「政ちゃん行きませんか?土曜日で申し訳ないんですけど」
とお誘いがありました。
政ちゃんとは、西成の伝説の焼肉屋。
私は友人のKさんにいつも連れて来てもらっています。
この3年で6、7回でしょうか。
T君とは、政ちゃんで偶然遭遇したこともあります。
今回は、たまたたT君がいつも連れて来てもらっているご友人が都合で来れなくなった予約枠を譲ってもらったとのこと。
そもそもこの店は、政ちゃんが認めた人しか予約できず、しかもそのご常連さんたちだけで、1年先まで予約が埋まっているのです。
つまり一見は絶対入れないので、そういう意味で伝説と言えるのです。

今日は17時の一回転目のスタート。
T君の上司、T次長がどうしても行きたいと言っていたので、彼を軸にメンバーを選定。
営業のK君とその彼女、スタッフのOさん、Mさんと私の総勢7名。
花園町駅で待ち合わせです。


いつもは平日の19時に来るので、シャッターは閉まっていますが、今日は土曜日の17時前とあって、賑わっています。
とはいえ、ほとんどが高齢者。


政ちゃんには予約が取れないという伝説以外に、数々のルールがあります。
初めてのメンバーに事前レクチャー。
政ちゃんの言うことは絶対なので、素直に聞くこと。
そうでないと、逆鱗に触れて雷が落ちるからです。
ご法度は、
・ぺちゃくちゃ喋って肉を食べない。
・肉をいじる
・肉を焦がす
・レモンを要求する
・他の店と比べる
・予約を取ろうとする
そのルールにはそれぞれ理由があり、肉を愛し、美味しい肉を食べさせたいという政ちゃんの思いの現れでもあります。


鶴見橋商店街を一番街から七番街まで通り抜けた、一番西の端。
その商店街から入った路地の、更に奥に政ちゃんはあります。


まずはビールで乾杯。


最初は生タン
脂のサシ加減が最高で、口の中で蕩ける旨さ。
いきなり一同大感動です。
ここでのルールは、一枚ずつ上から順番に取っていくことです。


「食べられへんもんあるか?」
と目の前に並ぶ美女三人に優しく声をかけます。
美女には優しいので、女性を連れて行くのも作戦です。

大好物のハツ
鮮度と処理の良さがわかる一品です。


センマイはポンズで。
隣に座っているMさんは大好物らしく大喜びです。


 赤ワインは持込み。
 割れないプラスチックグラスが常備されています。
「汚れてんのとちゃうからな」
ワインは持ち込み可なのですが、グラスやコルク抜きは常備されています。


「ほんなら、焼いていくで。最初は上ミノや」
と言って、コンロの上に肉を並べていきます。
政ちゃんが焼いてくれるのは、私は初めて。
いつも一緒に行くKさんの焼き方が、政ちゃんの全幅の信頼を受けているから、ということもありますが、やっぱり美女の効果は絶大です。


「これは、焼き方が難しいから俺が焼いたるわ」
自信のある美味しいお肉を美味しく食べて欲しいという思いが伝わります。


「よそのミノはゴムみたいに固いやろ。うちのはちゃうで。チューブみたいや」
というのは政ちゃん得意のジョーク。
実際にはチューブのように固いわけではなく、固さの中に柔らかさを感じる素晴らしいミノ。


ツラミ
頬肉です。
「うちは精肉はこれだけや。あとはみんなモツやから」


塩加減が絶妙で、肉の旨味が最大限に引き出されています。


ハツ
先ほど生で食べたものと同じものを、今度は焼きで。
処理の難しい部位ですが、焼き用には、脂身のあるところを。


旨すぎる。


「キムチと一緒に食うてみ」
これもいつものお決まり。
皆、その斬新な美味しさに感動しています。
「うまいやろ!」
と政ちゃんもご満悦。


タン元
タンの根元の周辺部分。
脂が多く、タンとは言っても全く違う食味食感です。


「今日は、後は知っとる奴らばっかりやから、わしも適当にやるわ」
と冗談混じりに、政ちゃんも飲み始めます。


「うちの肉は皿が汚れへんのや。さっきからずっとおんなじ皿使うてるけど、ドリップとか全然出えへんやろ」
冷凍などもちろん使いませんが、処理の良さもその理由なのです。

塩タンも生で食べたものと同じ部位を、しっかりと厚切りで。


分厚く切ることで、薄切りタンでは味わえないプルプルした食感が楽しめます。
本当に肉の旨味を引き出すのが上手い、匠の技。


佳境に入ってきました。
塩の締めは、ハラミ


メンバーも段々焼き方のコツがわかってきたようです。
コンロの火の先があたる所に並べて置き、肉汁が出てきたらひっくり返す。
ひっくり返す秒数は政ちゃんが教えてくれます。
これは15秒。


ハラミは大好物で、よく食べますが、ここのハラミは本当に別物です。


テッチャン
大腸です。


綺麗に処理されています。


肉汁が浮いてきます。


女性陣のコンロは政ちゃんがフォロー。


コリコリ旨い。


アカセン
第四胃です。
これが牛の本当の胃にあたります。


大阪では出す店が多いですが、東京時代はなかなかお目にかかれなかった稀少部位。


最後はタレハラミ


これはオン・ザ・ライスで決まり。


たまらない旨さ。


更に焼いて。


残ったご飯にタレをかけて食べるのが、政ちゃん流。


デザートはいつものミルクバー
この時点で18時52分。
無事2時間以内に終了しました。


お店の前で政ちゃんを囲んで記念撮影。
今日も、やっぱり素晴らしい政ちゃんワールドを堪能しました。



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花園町の駅に向かって歩きます。
「もうちょっと飲みたいよね」
ということになりましたが、なかなかお店がありません。


もうすぐ鶴見橋商店街も終わり、というところで、最近出来たらしいビニシーの立ち飲み屋がありました。
突入です。


立ち呑み 愛勇
珍しいネーミング。


かなり新しいお店なのが調度からわかります。


アテのメニューは黒板に。


所轄は日本一タフな西成警察署。


ニッカのハイボールにしました。


またまた乾杯です。


結局ハイボールをジョッキで三杯飲みました。


かなりいい感じに酔ってきました。

「カラオケでも行こうや」
とT次長の提案に乗る一同。
しかし、私は行きたい店があったので皆と別れて花園町駅に潜りました。




地下鉄で野田阪神へ。


時刻は21時半。
17時スタートで既にかなり時間が経っていますが、明日は日曜日。
自堕落に地獄に落ちることにします。


向かったのは地獄谷。


いつもよりやけに人が多いな、と思ったらハロウィーンの仮装をした酔客たち。
こんな場所にまでハロウィーンが浸透してきたとは驚きです。


酒縁 ゆるり
日本酒に造詣の深いマスターが、いつも良いお酒を用意している小さなお店。


今は時期もののひやおろしが旨い。


純米吟醸 空蔵
灘の小山本家酒造 灘浜福鶴蔵のもの。
去年、灘の酒蔵巡りで訪れました。
上品な甘みがひろがり、ふわりとキレていきます。


ゆっくり飲みたかったのですが、今日はいつもの地獄谷と違ってやけに賑やかで落ち着きません。
一杯だけ飲んで、店を後にしました。




気がついたら、4時半。
ベッドの上でした。
ジャケットもストールも靴下も、100%着衣状態でした。
そのまま再び眠りに落ち、6時半に再び起きました。
鍵も財布もスマホも、そして商売道具のデジカメも全てありました。
一安心して、カメラをチェックすると、全く記憶のない画像が現れました。
ホワイトラベルに行っています。


いつものハイボールを飲んでいます。


そして美味しそうな煮玉子が出されています。
こんなスペシャルサービスの画像を見ても、まだ自分が昨夜ホワイトラベルに行ったことが思い出せません。


いつものように断面を撮影しています。


もちろんタマゴサンドも食べているようです。


デジカメのデータから、チェックインは22時半と判明しました。
地獄谷についてから1時間弱のスピード展開です。
いったいここで何杯飲んだのか、誰とどんな話をしたのか、それよりなによりこんなに美味しそうな煮玉子がどんな味だったのか、1ミリも思い出すことが出来なかったので、もう一度寝ることにしました。



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