2024年7月11日木曜日

【唯一夜営業の木曜日に両国「手打ち 蓮」を訪問。評判の手打ち麺は絶品ながらスープがぬるかったのが残念な一杯】

 

ラーメン好きの次男に教わった両国の「手打ち 蓮」
ラーメンを相当食べ歩いている彼が絶賛するのですから間違いないはず。
ランチタイムしか営業しないのですが、木曜日だけ夜営業があります。
残業続きの毎日ですが、この日は定時で上がれたので急いでお店に向かいます。
駅から遠いお店なので、10分ほど歩きます。
今日は曇り空で連日の猛暑も一服とはいえ、気温は18時半でもまだ28度。
湿度が高く、お店に着いたときには汗だくでした。


行列は10人待ち。
これが長いのか短いのか、果たして何分待つのか初めての私にはわかりません。


何人かが出てきて、その少し後にお店からご主人のお母さんと思しき優しい女性が出てきてお客さんを中に招じ入れます。
結局30分ほどで案内されました。


店内はエアコンが効いていて人心地。
入口脇の券売機で食券を購入します。


残念ながら全部のせは売切れだったので、醤油チャーシュー麺味玉をチョイス。


お水はπウォーターがセルフサービス。


黒板に書かれた食材の口上を見ながら、これから出て来るラーメンに期待が高まります。


5分ほどで醤油チャーシュー麺味玉トッピングがお母さんに運ばれてカウンターに置かれました。


分厚いチャーシューが丼全体を覆い、トッピングした味玉が見えない程。
可愛いナルトがアクセント。


まずはスープをひと口。
「あれ?」
っと思いました。
ぬるいのです。
次男が絶賛するのですから、これはなにかの間違いでしょうか。
たまたまなのかもしれませんが、高評価の人気店ならばブレは許されません。


3種の煮干しや利尻昆布に半生がえし、醤油7種配合というスープは、すっきりとしていながら醤油の風味と魚介の旨味が複雑に絡んで独特の旨味が出ているだけに、このぬるさが残念です。


全ての工程が手作業という手打ち麺を、厚切りチャーシューの下から引き上げます。


平打ちの極太麺は緩やかなウェーブ。
黒板を読むと、今日の麺は【北海道産小麦「氷瀑」「和華」、岩手県産「もち姫」を使用し、加水率44.1%】とあります。
元は蕎麦職人だったというご主人の手作り多加水麺は、小麦の風味としっかりした食感、そして極太なのに滑らかな喉越し。
納得するクオリティです。
これは相当旨い。


分厚いチャーシューは、【岩手県産「岩中豚」と千葉県産「林SPF」】という銘柄豚を使用。
部位も異なるので食味食感の違いも楽しめる贅沢なもの。


麺量は160g。
太さと相まって食べ応えがあります。


ここで味変。
胡椒を振ります。


チャーシューをかき分けて、メンマにも箸を伸ばします。
これも極太タイプ。


味玉は奥久慈卵。


コクのある味玉で、たまご好きの私は満足。


大量の分厚いチャーシューと160gの極太麺にてこずりましたが、完食。
そしてぬるくて残念だったスープも完飲です。


お店を出ると、やはり10人ほどが並んでいました。
まだまだ蒸し暑いですが、駅に向かって歩きます。
スープがぬるかったは運が悪かったと解釈し、もう一度リベンジ訪問をしてみようと思いました。


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手打ち 蓮ラーメン / 森下駅両国駅浜町駅
夜総合点★★★☆☆ 3.5

2024年7月7日日曜日

【三男の誕生日会は我が家では初めての蕎麦屋飲み。「千寿 竹やぶ」で美味しい日本酒とつまみからの締めの蕎麦に舌鼓】

 

我が家恒例の外食誕生日会。
今月は三男ですが、彼に希望を聞いたところ、美味しそうなお蕎麦屋さんを探してリクエストしてきました。
蕎麦屋飲みは好きですが、家族と行くのは初めて。
京成線千住大橋駅から徒歩5分の「千寿 竹やぶ」へ。


入口脇には本日の蕎麦の産地が掲げられていて、期待が高まります。


予約必須との情報をネットで得ていたので、早めに予約しました。
それでも11時半の開店枠は取れず、12時半の枠。
一番奥のゆったりしたテーブル席に案内されました。
落ち着いたインテリアは、私が今まで行ったことのある昭和風情の老舗蕎麦屋とは異なるモダンな雰囲気です。


メニューの吟味の前に、まずは乾杯。
こちらのお店は地ビールを日替わりで提供しています。


私は長野県佐久市で醸造されているクラフトビール、インドの青鬼をチョイス。


突き出しは蕎麦の素揚げ。


乾杯です。
お誕生日おめでとう!


メニューの吟味に取り掛かります。
もちろん、つまみや天ぷらを日本酒に合わせ、締めに蕎麦という流れです。


レギュラーメニューとは別に、壁の黒板には天ぷらのお品書き。


米ヌカから作った自家製ぬか漬け


自家製燻製の鴨わさは木の器に入って供されます。


埼玉県産の鴨を使用し、店主がお気に入りだというスモークの香りにアルコールも進みます。
食感はかなり固め。


焼きたてだし巻きは人数分に切って出してくれる心配りが嬉しい。


相模原産直卵を使った焼きたてのふんわりしただし巻きに、たまご好きの私は大満足。


三男が興味津々で蕎麦がきを注文。
息子たちは蕎麦がきは初めて。
私自身も久しぶりです。


蟻巣石という現在ではほとんど採取できない石で挽いた細微粉蕎麦粉で作った蕎麦がきは、実にもっちり滑らか。


もちろん蕎麦がきの濃厚な蕎麦湯も頂きます。


ここで日本酒に切り替えます。
お店におかませでその日に口の開いているものが出されます。
最初は栃木の夏駒


ノンアルの妻と次男は黒板から天ぷらを選んで頼みました。


それぞれに合った特製の塩で召し上がってくださいというお店の方の説明です。
稚鮎はバジル塩、水茄子は海老塩、とうもろこしは醤油塩で。


夏野菜かきあげは想像とは違ったプレゼンスでした。
長ナス完熟ピーマンかぼちゃと、小ぶりの丸い海老のかき揚げが一皿に盛られています。
次の日本酒は静岡県焼津の磯自慢


そろそろ締めのお蕎麦。
妻と次男は十割蕎麦大盛
長男の頼んだ十割とろろそばは、銀杏芋のとろろと卵、海苔、山葵。
たまご好き、とろろ好きの私は、ちょっと羨ましい。


私は違う蕎麦の半もり二つにしました。
最初は田舎


瑞々しい蕎麦は、田舎らしくワイルドな色味です。


手繰ってみると、黒い外皮ごと挽いた野趣味あふれる蕎麦の匂い。
田舎らしい噛み応えのある太めの平打ち蕎麦は、蕎麦粉10、小麦粉1で打っているそうです。
その味わいが田舎にしては繊細で驚きました。


もう一つの半もり粗挽き


御影石の石臼を使って手作業で挽いた粗挽きの蕎麦。


粒子が細かく切れやすいため、小麦粉1割~1.5割で打つことにより、コシとざらつきが特徴となります。


最後は蕎麦湯で締め。
濃厚な蕎麦湯が実に美味。


デザートで塩プリンが出てきてびっくり。
頼んでいないのですが、サービスのようです。


私はたまご好きなので、これは嬉しいサプライズ。
もちろんとても美味しい。


器はどれも素晴らしく、創作力の高い料理が一段と映えるものでした。
店員さんも親切で、お会計の時に見送ってくれたご主人も含め、気持ち良い接客で、とても美味しくいただくことができました。
良いお店で誕生日会ができて、皆喜んでくれたのが私には一番嬉しかったです。

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千寿 竹やぶそば(蕎麦) / 千住大橋駅北千住駅
昼総合点★★★☆☆ 3.8