それから25年。
実に久しぶりに大阪で同じ支社勤務となり一献、となりました。
彼は私同様大阪出身ですが、私など足元にも及ばないベタな大阪人。
名古屋時代から強烈な大阪弁のマシンガントークで個性的な方。
会社からタクシーにのって天満へ。
その車中でも、全く変わっていない彼のトークに「これほど変わらない人も珍しいなぁ」と心のなかでつぶやきました。
「天満はB級グルメの宝庫や。スーパースター揃いやで」と飲む前から酔っているかのような饒舌さ。
「今日はめっさええとこ連れてったるわ。豚のホルモンや。昨日も来てん」
「大阪では豚は珍しいんですか?逆に東京はホルモンといえば豚ですよ、やきとんって言って」
連れていかれたのは私も何度も店の前は通ったことのある天満駅から路地を北に上がる通り沿いの天満食肉センター。
「これや、ビニシー系やねん」
「ビニシーってビニールシートってことですか?」
「そや。でも略すんや、ビニシーってな。『天満のビニシーでガツシン食べる?』とか言うたらお姉ちゃん喜ぶで。ソウルの市場みたいやしな」
E先輩のマシンガントークは留まる所を知りません。
そのビニシーをめくって入店すると店内はこんな感じ。
強烈なディープ感。
「ホッピーがあんねん。それでええか?」
「ホッピー珍しいですね、大阪で。大好きですから僕もそれで」
乾杯の後、注文。
私はE先輩にお任せ。
ポテサラと胡瓜うま味噌。
セロリ漬物。
ここから先は焼き物の名前を一々覚えていないのですが、E先輩が色々と頼んだので一気に出てきました。
「ここはな、カレーがあんねん、裏メニューで。豚の出汁がよう出てんねん。マジでめっさうまいで」
と言ってE先輩が注文したカレーが登場。
更に焼き物を追加。
これはフワ(肺)。
東京時代通った葛飾立石のもつ焼き宇ち多を思い出しました。
「な、ええやろ、ここ」と語るE先輩はブラックのスーツにオールバック。どう見ても街金にしか見えない彼は天満よりも宗右衛門町が似合いそうです。
天満食肉センター (焼きとん / 天満駅、扇町駅、天神橋筋六丁目駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.2
「ほんなら、ショットバー行こけ」
と言うE先輩に
「その前に天満でオススメのうまい店教えてくださいよ」
とお願い。
天満路地裏のプチツアーです。
「オモニの店や」という玉一。
こちらが本店。
「ここはめっさ肉質がええで。焼肉抜群や」という犇屋(ひしめきや)。
「ここのパンは旨いで」という天満粉もん製作所。
後ろ姿は街金にしか見えないE先輩。
「ここは教えたないんやけど特別に教えたるわ。ここの鮪づくしは旨いし安いし、死ぬで」という鮪のほんまや。
「これはいけるで、イタリアン」というDelta。
ここは私もチェック済み。
と言うE先輩に
「その前に天満でオススメのうまい店教えてくださいよ」
とお願い。
天満路地裏のプチツアーです。
「オモニの店や」という玉一。
こちらが本店。
「ここはめっさ肉質がええで。焼肉抜群や」という犇屋(ひしめきや)。
「ここのパンは旨いで」という天満粉もん製作所。
後ろ姿は街金にしか見えないE先輩。
「ここは教えたないんやけど特別に教えたるわ。ここの鮪づくしは旨いし安いし、死ぬで」という鮪のほんまや。
「これはいけるで、イタリアン」というDelta。
ここは私もチェック済み。
「絶対入ったらアカン店も教えたるわ。人間やっぱり勉強やからな。失敗してなんぼや」と有難いお言葉。
そんな天満プチツアーの後、ようやくショットバーへ。
天満市場の北の路地にあるLa Traviata。
そんな天満プチツアーの後、ようやくショットバーへ。
天満市場の北の路地にあるLa Traviata。
地下へ下りていく急な階段。
酔っ払って来たら危ない。
レトロで落ち着いた雰囲気。
ジンビームソーダ。
この地で15年というマスターも控えめでいい雰囲気。
天満界隈の飲食店事情などをマスターから伺いつつ、隣では先輩のマシンガントークは益々冴え渡ります。
店を後にして先輩と天満駅で別れたのが21時前。
2時間半で駆け足の天満ハシゴ&探検ツアーとなりました。
E先輩、ごちそうさまでした。
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