今日は朝からバイクで堺市まで。
大阪に赴任する際にグループ会社の役員から教わった店に行ってみようという計画。
「1日500人の客を昼の数時間で集める店」
「1日21升もの米を炊く店」
「毎年6月から8月の3ヶ月間休業する店」
数々の逸話とともに語られる、定食屋銀シャリ屋 ゲコ亭。
大阪では稀少となった路面電車、阪堺電車が走るのどかな街並み。
その通りに面してあるのが旧店舗。
現在の店舗はその脇の道を入った所にあります。
入口の脇から厨房の様子が伺えます。
引き戸を開けて中に入ると広々とした店内。
床はコンクリートの土間、奥は大きな厨房となっています。
メニューはシンプル。
おかずは一部を除いてお皿の大きさで決まっているようです。
まずはアルミのトレイを持ちます。
ショーケースに入ったたくさんの小鉢類。
冷蔵ケースには冷奴や刺身。
おでん。
この店ではかんと煮と呼んでいます。
目移りするおかず。
全部食べたい!
名物玉子焼きは腰の曲がったお婆さんの担当。
この店の従業員は皆さんご高齢ながらとてもしっかりとしていて、しかも明るく愛想良い接客がとても気持ち良いです。
おかずをトレイにのせたら最後はご飯。
これが名物ご主人が炊いた銀シャリ。
おかずは電子レンジで少し温めると尚美味しい。
大阪名物旭ポンズ。
テーブルに着席。
卓上にも各種調味料。
これが私の今日の朝ご飯。
米にもこだわり炊き方にもこだわる銀シャリ。
今年は稀少品種みやぎササニシキ。
しじみの味噌汁。
じゃこおろし。
おひたし。
鯖の塩焼。
もちろん銀シャリはおかずとのコラボで更に引き立ちます。
当然、オン・ザ・ライスで。
しじみの味噌汁も旨かった。
ご飯が大好きな私はついお代わり。
今回は炊きたてで更に旨い。
まだ玉子焼きや鯖塩焼きも残っていましたがもう一品。
明太子とご飯。
合わないわけがありません。
生きてて良かった。
ふー、ごちそうさま。
お母さんを呼んでお会計。
1700円とはちと食べ過ぎか。
朝からビールや日本酒で一杯やっている地元の人、遠方から来たと思われるお客さんなど様々な人たちが集まって来ます。
人気の秘密はなんといってもごはんのおいしさ。
ふっくらとした弾力とごはん本来の甘みがあります。
個人的にはもう少し固めが好きなのですが、ご飯だけでなくおかずの実力もなかなか。
かつて象印炊飯器のCMにも出た程地元では知られた仙人のような風貌のご主人。
ご飯を主食に好きな副菜を選んでいただく。
ご飯を主食に好きな副菜を選んでいただく。
日本人に生まれて良かった、としみじみと感じた正しい日本の朝ご飯でした。
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