とはいえ当世流行りの豚骨魚介やつけ麺など時流に乗ったものが多数であり、所謂「大阪ご当地」と言われるラーメンはありません。
そんな大阪に「高井田系」と言われるラーメンがあります。
シンプルな醤油ベースのスープに極太丸麺。
旨いのかそうでもないのか不明ながらも中毒性の高いラーメンとしてマニアの間では知る人ぞ知るご当地ラーメン。
大阪ブラックで知られる金久衛門もこの高井田系がルーツ。
M部長とS君を連れて食べに来たのは中華そば 麺屋7.5Hz+ 梅田店。
12時過ぎとあって行列が出来ていました。
東大阪市高井田の住吉という店に端を発すると言われるこの高井田系ラーメンのチェーン店。
店先には醤油の一斗缶が積まれていました。
なんと基本の中華そばは並盛で450円という驚きの低価格。
カウンターだけの狭い店。
喫茶店のように450円の並盛チケットが壁に貼ってあります。
店主が狭い厨房を切り盛り。
もう一人のホール係は奥さんでしょうか。
卓上には見慣れない胡椒の缶。
私が頼んだ中華そば中盛、味玉トッピング、メンマ増し。
厚切りのチャーシュー。
美味しそうな半熟味玉。
増量したメンマ。
これが高井田系の特徴、濃厚醤油スープ。
しかし、醤油の甘みは感じるもののしょっぱいとか辛いという味ではありません。
もう一つの特徴、うどんのような極太丸麺。
ややボソッとした麺をすすりながら醤油の味がするスープを飲めば、今まで経験したことのない味が口中に広がります。
しかし、まごうことなくラーメン。
強烈に個性的なラーメンを食し、駅前ビルの飲食店街を歩いて会社に戻りながら「ああ、大阪にいるんだなぁ」と妙に実感しました。
中華そば 麺屋7.5Hz+ 梅田店 (ラーメン / 北新地駅、東梅田駅、西梅田駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.4
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