2013年7月1日月曜日

先輩に誘われ堂島「タベルナエントラータ」で深い話。南森町に帰って「ホワイトラベル」で常連さんとまさかの中抜けで天六「総大醤」で塩ラーメン。〆もやはり深い話に

今日は職場で終業後に会社の創立記念日の小宴がありました。



少し飲んだあと、デスクで残務整理。
20時頃に帰ろうとフロアを出ると、別部署のK次長に遭遇。
「ちょっと行こうよ」
と誘われ、会社近くの堂島タベルナエントラータへ。


なみなみスパークリングワイン


軽く摘みながら仕事の話。
私が転勤してきてすぐ親しくなった先輩ですが、東京から来た私が支社でどう思われているのかを客観的に話してくれました。
文化も価値観も言葉も全く違う街で仕事をしていく難しさ、大阪という町のアンチ東京イズム、そんなアゲンストの状況で仕事をするには強い精神力が必要です。
最初は敵と思われても、嫌われても、粘り強く理解を求める努力を絶やしてはいけないし、でも嫌われては仕事もスムーズにいかないし。
この年でずいぶん自分も成長したと思っていましたが、転勤一年半では私はまだまだアウェイなのだ、と思いました。





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K次長と別れて、ホームの南森町へ。
ちょっと一杯と思って立ち寄ったホワイトラベルのカウンターにはいつものIさん。
どなたかお連れさんがいるようです。
お連れさんはかなり酔っていて、椅子から転げ落ちそう。
お酒に飲まれないIさんも今日は珍しく酔っているようです。
聞けば、一軒目の焼肉で40度の焼酎を一本空けてきたとか。


お連れさんのFさんを交えて三人で会話。
たまたま会話がIさんの会社のNさんと私のラーメン談義になったところ、突如Fさんが
「ラーメン、行きましょ!」
と言い出して聞きません。
もう23時を回っていましたが、天六総大醤が開いていることを確認しタクシーで向かいます。
荷物はホワイトラベルに置いたまま。

こんな時間でも行列の人気店です。
並んでいる間にベロベロのFさんは行列の若者たちにこの店のウリなどを質問します。
しかし、そこは大阪
話しかけられた若いサラリーマンたちも、酔っぱらいのオヤジ三人の質問に真摯に答えてくれます。
行列に並ぶ、という奇妙な時空の共有がお互いの距離を近づけるのでしょう。


20分ほど並んだでしょうか。
ようやく席が空き、天満の韓国料理の名店玉一のキムチを食べながらしばし待ちます。


IさんとFさんには定番の黒大醤をお勧めしました。
私は初めて天然塩ラーメンを。


「固めにして下さい」
とお願いしたのが一瞬遅く、やや固めになってしまいました。

完璧なビジュアル。


大きなチャーシュー
細切りのメンマ、可愛いナルト


細い平打ち麺は喉越しも食感も良い。


薄めの塩味でクリアな味わいながら、ダシの深みがあります。
やっぱりここは旨いなぁ。


焼き飯はお椀型、。


三人でシェア。


大ぶりのチャーシュー


ゆずが入っているのが当店のラーメンの特徴。
口がさっぱり、風味もいい。


もちろん完食完飲です。


一堂大満足。



タクシーに乗って再び南森町へ。
泥酔に近い状態のFさんをそのままホテルに送り、Iさんと私はホワイトラベルに再びチェックインです。

お互い新橋に本社があり、業界的にも近いこともあって、私もIさんとお話するのは大好き。

「Iさんはいつ頃東京に戻りそうですか?私はこの町と人が大好きで、離れる日が来るのが寂しいです」
という私の問いかけから話が深くなります。
Iさんも酔っているのか、いつになく深い話しぶり。
「我々は旅人なんですよ。旅人は立ち寄った町に深入りしちゃいけなんですよ」
九州関西の各地でかなりの転勤を経験しているIさんならではの重みのある言葉。
今日は相手が違えど、二度目の深い話。
他人からどう見えているのかわかりませんが、バカがつくほど正直で、クソがつくほど真面目な私はなかなかそういう心の整理ができません。


知らない間に雨が降ったのでしょうか。
表のアスファルトは濡れていました。

転勤してちょうど一年半。
少しセンチになった夜でした。





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