美山ツーリング二日目はどうしても来たかった桂川源流小塩川にある廃村八丁の登山口。
ワンゲル部だった中学時代に毎年キャンプに来た思い出の場所。
バイクで山を登るわけにはいきませんが、登山口までは林道があったはず。
そんな記憶を頼りに荒れた林道を分け入ります。
どんどん源流に遡ると林道のすぐ横が川となり、その清流には若い杉の木が命を育んでいました。
植林から生まれた天然の杉。
いつかは間引かれてしまうのでしょう。
この左手が登山口。
ソトバ峠までトラバースの険しい道で、重たいキャンプ道具を背負って死にそうに登ったのはもう40年近く前のこと。
当時一帯は禿山で、杉の苗木が植えられていました。
それがこんなに立派になったのです。
せっかく来たのであたりの林道を走ってみましたが、道に迷ってしまいました。
それもまた旅の思い出。
一帯は京大演習林として保護されている原始の森。
急峻な峠はどちらも京都府ですが、分水嶺となっています。
北側は由良川水系として若狭湾へ注ぎ、南側は淀川水系として京都から大阪湾へ。
佐々里峠を南へ下ると別所川。
桂川の源流域です。
住所で言えば京都市左京区。
京都市も大きいのです。
通りがかりに店がありました。
茶屋はしもと。
ここで食べないと次にどこで食べられるかわかりません。
林道ツーリングで得た生活の知恵。
店内にも席はありましたが、葦簾で囲われた外に席を取りました。
なかなか出てこないな、と思ったら山菜そばは予想と違って天ぷら。
お客さんが立てこんで奥の厨房でお母さんが一人でてんてこ舞い。
清流を眺めながら。
山菜の天ぷら。
山菜の和え物や煮物が三種。
お蕎麦はとろろがのっています。
大自然の中で手繰る蕎麦は、また格別。
天ぷらもそばつゆにちょっと浸して頂きます。
衣が少しふやけてそばつゆを吸うので、食感の変化を楽しみます。
もう一本花背峠を超えて、しばらく下れば鞍馬。
京都市内まではまだまだです。
茶店はしもと
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。