2013年8月5日月曜日

今治のご当地B級グルメ、焼豚玉子飯。昭和レトロな「金龍別館」でその誕生の歴史を噛み締める

今治といえばしまなみ海道の玄関口。


そして日本の造船の、いえ今でも世界の造船の中心地でもあります。


そんな今治に造船工の昼飯として誕生したユニークなご当地B級グルメがあると知り、どうしても食べたいと思っていましたが、今回の四国ツーリングで遂に実現しました。

市内の中華料理屋には当たり前にあるメニューだとか。
私が訪れたのは、そんな中でも下町B級度の高い金龍別館


入口の食品サンプルにもばっちり展示されています。


店内は時間が止まったような昭和レトロな雰囲気。
ご主人が厨房、奥さんがホール係という、典型的な家族経営のようです。


お得なランチセットに心動かされましたが、ここでオーダーを変えるのは私の信義に反します。


ついにご対面です。
焼豚玉子飯


この店は目玉焼き二個。
三個出す店もあるといいますから、卵好きの私からすれば色んな店を食べ歩いてみたい衝動にかられます。


半熟玉子解体の儀式。


うわぁ、ヤバイよな。


チャーシューの煮汁がご飯にたっぷりかかっています。


目玉焼きの下からチャーシューが。


スープも下町中華らしいいい味です。


もったいないので徐々に攻めていきます。


目玉焼きの二個目も解体。


完飲完食です。


日本の造船業は往時の活気は無くなってしまいました。
それにつれて今治もシャッター通り商店街が目立つ寂しい地方都市となりつつあります。
しかしこの焼豚玉子飯は今でも今治に息づいています。
食文化の奥の深さを改めて感じた食事となりました。

金龍別館



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