おそらく日本でこの岬の名前を知らない人はいないだろうと思う室戸岬についに辿り着きました。
大阪を出て6日、感慨もひとしおです。
台風銀座として有名ですが、今日は海も凪いでいて果てしなく広がる太平洋にただ見とれるばかりです。
東土佐の風景は一変して荒々しい雰囲気となります。
断崖絶壁を縫うように走る県道147号線のワインディングを楽しんで、今宵の宿となる日和佐の町に着きました。
ウミガメ保護区として知られる大浜海岸。
ちょうどウミガメの産卵時期です。
日和佐うみがめ博物館。
汗を流してさっぱりしたら、町まで15分ほどブラブラと歩いていきました。
小高い丘の上に日和佐城が見えます。
四国一周ツーリング最後の夜を締めくくるのは阿波尾鶏・地魚ひわさ屋。
宿にチェックインする前に、小さな町を走りまわって当たりをつけておいた食堂兼居酒屋です。
カウンターとテーブル席。
どうやら二階もあるようです。
カウンターには地鶏と地魚が。
期待できそう。
山積みの鶏卵にも心惹かれます。
とりあえず生ビールを飲んで渇きを癒してから、メニューを眺めます。
定食類も充実していて、お酒を飲まない人にも向いているようです。
かつおは生姜で。
はまちは山葵で。
いずれも活きの良さが感じられます。
他にも気になった品をいくつか。
じゃこ鬼おろし。
暑さと戦った一日だったので、身体がさっぱりしたものを求めています。
岩ガキ。
ここよりも少し南にある浅川の産。
せっかくですから地魚だけでなく地鶏も食べましょう。
もも肉のたたき。
ささみもありましたが、やはり肉の味が感じられるもも肉にしました。
そして地酒。
普段は翌日残るので日本酒はあまり飲まないのですが、地元の蔵元の酒がありましたのでこれなら、と頼みました。
旭 若松というここから北に行った那賀川沿いにある那賀酒造という小さな蔵元の酒。
甘味と旨味が混じった厚みのある味わいですが、冷してあるので飲み口はすっきりしています。
だし巻きです。
少しお時間をいただきます、とありますが後は帰ってもうひと風呂浴びて寝るだけ。
日本酒を嘗めながらしばし待ちます。
鰹といりこの出汁がよく効いています。
一日200キロ強、今日までで1200キロ以上走りました。
美しい四国の自然や、楽しい出会いが走馬灯のように蘇ります。
夜の帳が下りたとはいえ、まだまだ外は蒸し暑く、宿に戻るまでにたっぷりと汗をかきました。
明日一日、徳島で四国一周はフィニッシュです。
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