日が落ちるのが少しずつ早くなってきました。
午後の豪雨が収まったのを見計らって会社を出たのが18時半。
もうすっかり暮れなずんでいます。
真夏は19時半頃まで明るかったのにいつの間にか秋が訪れたようです。
外は大量の雨で冷やされたのか、久しぶりに上着なしでは肌寒い感じ。
ちょっと温かいものを食べたいな、と帰り道に立ち寄ったのが大阪うどん・そば てんま。
夜は居酒屋としても賑わっていますが、今日は珍しく閑古鳥。
ここはうどんもダシも美味しいのですが、実はカレーうどんが看板メニュー。
そんな中でも以前からずっと気になっていたカレーおじやうどん(1,200円)に挑戦することにしました。
出てくるまで15分ほど待ちました。
味噌煮込みよりも時間がかかります。
一人前にしては明らかにオーバースペックな鍋に波々と入っています。
奥さんは
「少し多めにしておきましたから」
とにこやかに言って鍋を置いていきました。
大きな海老天、蒲鉾、ネギ、そして生卵が。
まずは生卵を解体し、カレーと混ぜあわせます。
旨くないわけがない黄金律。
最初はうどんだけいただきます。
気をつけないと凶暴なカレーの滴がYシャツ目掛けて襲いかかってきますから、細心の注意が必要です。
ここまでは普通のカレーうどん。
少しうどんが減ったところで、鍋の底をレンゲで掘り起こします。
すると白飯が姿を現します。
さらにかき回すとこんな感じになります。
ここに至って、ようやくおじやというネーミングの意味を理解します。
お椀に取り分けてズルズルっといただきます。
終盤かなり苦しくなりました。
どう考えても一人では無理な量。
しかし土俵際で粘って、うっちゃりました。
お孫さんがお店の中で遊ぶ昔懐かしい下町のうどん屋風情を残す店。
私が転勤してきた時は、既にこの地に移転していたのできれいな内装ですが、接客は下町のそれ。
身体だけでなく心も温まり、満腹のお腹をさすりながら店を後にしました。
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