来月東京へ栄転する部員のIさんを連れて個人的に送別の宴。
お酒を飲めないIさんには美味しいものを食べてもらおうと新地の焼鳥おひとへお連れしました。
19時過ぎとあって、店内は同伴タイム。
艶やかな着物姿のお姉さんたちを侍らせるお偉いさん風に混じって、私達普通のサラリーマンもカウンター席で。
私は生ビール、Iさんはミネラルウォーターです。
卓上のセット。
まずは一品を。
お造りの盛合せ。
白レバー、ささみ、こころ、すなずり。
鮮度が良いので、すなずりが苦手なIさんも美味しいと気に入ってくれました。
いぶしもん盛合せ。
スモークされたすなずりと皮、そしてチーズ。
口直しの大根おろし。
そろそろ焼き物に。
Iさんが食べてみたいというはごいた(肩肉)を混ぜておまかせで7本お願いしました。
スタートはみさき(メス鳥のテール)。
卓上の薬味をお好みで。
一味にしてみました。
コリコリとしていて脂ものっています。
続いて背肝(腎臓)。
稀少部位です。
前回、本社の役員をお連れした時に大変喜んでいただいた一品。
さすがその腕を知られた焼き方のMさんならではのレアな焼き加減が絶妙。
フェイスブックでもお友だちのMさんは、普段はにこやかな方ですが炭火の前では真剣勝負。
レバーとはまた異なる食感。
おたふく(リンパ腺)。
黒七味でいただきます。
心のこり(大動脈)。
心臓と大動脈のつなぎの部分です。
これも珍しいアイテム。
金針菜。
豚バラの生姜巻。
7本目にIさんご希望のはごいた(肩肉)。
私も初めて食べます。
しっかりした食感ですが、味は比較的さっぱり。
後もう一本。
Iさんはささみの梅肉、私は手羽先を。
〆の鶏スープ。
ここのスープは鶏ガラ醤油ラーメンのようでとても好き。
Iさんは私の部下ですが社歴は先輩。
一年半前に私が大阪に赴任して以来、私の仕事のよき理解者でもあり、女性とはいえ一緒に戦った戦友のような人。
彼女を失うのは大きな痛手ですが、サラリーマンなら本社で働くべきだし、花の東京で暮らすのも悪くないというのが私の考え。
東京は大阪のように人情に厚く人懐っこい街ではありません。
辛いこともあるでしょうが、彼女ならしっかりやってくれることでしょう。
お互いの思い出話や、転勤にあたっての心得などを話している内にいつの間にか時計は22時半。
東京での再会を約してお別れしました。
ブラブラと歩いて南森町へ。
Iさんとの楽しい会話もあって、気分は高揚しています。
いつもの止まり木で一杯飲んで帰ろうとドアを開けてびっくり。
なんとカウンターにもテーブル席にもびっしりと見知った顔が。
しかもその顔ぶれはここが居酒屋美尋かうさぎかと見紛う面々です。
この数分で期せずしてお店に集結したようです。
全員で乾杯!
いつもは曜日や時間が違って一緒に会話に絡まない人も同時にお話が出来て盛り上がります。
金曜日という開放感も手伝って、私のピッチもハイペース。
気がつけば3時を回り、徹夜組の中に取り残されていました。
急に睡魔が襲ってきたのでお店を後にしましたが、その後の記憶は定かではありません。
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