幹事で調整役をしてくれたのは肉食日本酒女子にして関西美味しいもの食べたいを書くメグちゃん。
もうお一方は先日大正の居酒屋でご一緒した美食磁石~関西中心の美味探求~を綴るさいちゃん。
そしてもうお一方は初めてご一緒するあまりにも有名なMのランチのMさんです。
場所は3人には馴染みの谷町四丁目の酒肴 和亭(しゅざかな なごみてい)。
私は初訪問です。
どこにでもありそうな店構えの居酒屋ですが、日本酒と料理のマリアージュにこだわった創作意欲の高いご主人がご夫婦で切り盛りしているそうで、楽しみです。
もちろん店内も特に気取った様子があるわけではありません。
カウンターの中にいるのがご主人。
撮影・掲載許可済み |
飲み放題プラン。
まずは再会の生ビール。
Mさんとは初めまして。
今日はたこしゃぶセットを基本にご主人がアレンジしてくださるようです。
先付けはホタテの酒蒸し和風イチゴのソース。
こういう料理にはやはり日本酒。
銘柄選びもご主人にお任せ。
大吟醸 酒魂 手取川 吉田蔵。
すっきりとした味わいと華やかで清涼感あふれる香りは素材の味を生かす料理に合います。
チェイサーは欠かせません。
まだ今日は水曜日ですから。
お造里はカツオの塩タタキ。
塩を振った生カツオにバーナーの炎を吹きかけ、私たちの目の前で一気にタタキを作ります。
ガーリックのチップを振りかけて完成です。
プレゼンテーションに気を取られてしまいますが、もちろんお味も完璧です。
焼八寸が出てくる前に久保田千寿に切り替え。
焼八寸は見事なプレゼンテーション。
舌びらめの一夜干しとホタルイカの酢味噌。
鰯の甘露煮とセロリのマリネ。
金柑蜜煮、自家製きゅうりの粕漬、トマトの醤油漬け、クリームチーズの味噌漬け。
取り分けて頂きます。
純米 加賀蔦。
軽快で爽やかな旨味とキレ。
お燗で。
更に際立つ舌びらめの一夜干しの味わい。
お互いブロガーですので、写真の取り方やカメラへのこだわり、文章の書き方など共通の話題で盛り上がります。
趣味が一致するだけでなく、性格や価値観などが一致する方々との会話は、それだけで酒が旨くなるもの。
ここでコースから外れてご主人の創作料理の試作を試食。
マグロ納豆丼。
ランチタイムの新メニューとして考えているものだそうです。
納豆を細かく潰して作ったタレをかけた手の込んだ一品。
しっかり混ぜて頂きます。
大阪ではなかなか食べられない納豆を使ったこんな料理が会社の近所で食べられたら、と思いました。
再びコースに戻って、たこしゃぶ。
綺麗に下ごしらえをした蛸が出てきました。
ここでお酒は更にチェンジ。
繁桝クラシック 特別純米酒。
これは冷やで。
実はこの出汁は野菜をたっぷり使った鰹出汁。
すごく深みがあるのです。
これだけでも旨すぎる!
蛸はザルに入れてさっと湯がきます。
あまり火を通し過ぎると身が固くなっていまします。
お造りでも食べれる鮮度ですから、この程度で十分。
もちろんそのまま塩ポン酢で食べても美味しい。
野菜も出てきました。
たっぷりの油揚げが嬉しい。
Mさんが買って帰りたいと言った特製あんきも味噌を少し試食。
これまた旨い。
日本酒を飲み過ぎてしまいます。
最後にたっぷりの水菜を投入しハリハリ鍋のようにして食べます。
再びコースから外れて牡蠣鍋。
牡蠣はシーズンの終わりの今頃が身が太って一番美味しい時期。
先日日生までカキオコを食べに行ったことを思い出しました。
贅沢なことに、出汁に牡蠣を潰して混ぜ込んだ味噌仕立て。
濃厚な牡蠣の味が口いっぱいに広がります。
もうお腹いっぱい、と思っていたら、先ほど一旦引き上げたたこしゃぶが雑炊になって戻ってきました。
煮詰まった野菜出汁に蛸のエキスが溶け込んだ雑炊は抜群の旨さ。
一方、牡蠣鍋にはうどんが投入されました。
もちろんこれまた絶品でしたが、カロリーも炭水化物も完全にオーバー。
最後はさっぱりしたいな、と頼んだ酎ハイすら酔った訳では無いのになかなか進みません。
胃袋が一杯で水分すら入らないのです。
素晴らしい料理の数々、そしてその料理を引き立てる日本酒。
そんな料理を提供してくれるクリエイティブなマスターは実に人懐っこく楽しい方。
撮影・掲載許可済み |
マスターに「ごちさうさま」とお礼を告げ、本日の関西ブロガーオフ会はお開きとなりました。
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