不思議な外観の謎のラーメン店があります。
名人伝 ラーメン処。
ずっと気になっていたのですが、ジムの前のカーボローディングを兼ねて調査のため潜入。
手書きのメニュー。
アジアンな雰囲気ですが、居抜きなのかあえてこうしているのかは謎。
なんとも入るのに勇気のいる外観です。
小さなカウンターだけの店内には女性客が一人。
奥にはテーブル席があるようですが、そこには雑然と椅子が積まれています。
もちろんアジアンなカーテンで仕切られているので、詳しく伺い知る事はできません。
豚骨ラーメンがオススメとメニューに書いてあったのでそれを注文。
煮玉子をトッピング。
豚骨なら細麺かな、固めにして欲しいな、と思い
「麺固めできますか?」
と聞いたところ
「お客さんの思ってるようになるかどうかわかりませんよ。やれと言うならやりますけど」
と突き放した言い方。
ああ、そういうタイプの人なんだな。
「じゃあ、おまかせします」
メニューを撮影しようとすると
「メニューは撮らないでください」
と私からメニューを取り上げ、また怒った口調。
「あ、そうなんですか。料理はいいんですか?」
「料理はいいです」
メニューはだめで料理はいいという理屈がわかりませんでしたが、食べログにはメニューの写真もアップされています。
特段変わったメニューではなく、企業秘密にするようなものではありません。
ただ、表に貼り出してあるメニューはごく一部なので、実際はご飯ものとの組み合わせのバリエーションは豊富。
私はセットものは頼まず、単品で。
ほどなく出て来た豚骨ラーメン。
キャッシュオンデリバリーなので、お代650円を支払います。
まだ怒っている感じ。
相当丼が熱く、カウンターの上から自分の前の運ぶ時に思わず落っことしそうになりました。
黄身の色はなかなかいい。
豚骨スープは濃厚でしっかりしていて、まずまずの部類。
中太縮れ麺。
豚骨には合わないけれど、たぶんこの麺は塩も醤油も共通なのでしょう。
煮玉子はうっすらと茶色。
もう一人の女性客は常連さんらしく、親しげに会話していますが、私には
「もしメニュー撮ったんだったら、消しておいてください」
と詰め寄ります。
非常に居心地の悪い状態のままラーメンを食べ終わりました。
ラーメンのレベルは普通ですが、店の外観も内装もなんともいえない不思議な雰囲気。
それに輪をかけて個性的な店主の接客に、いろんな店を食べ歩いた私もかなり驚きました。
なんとも後味の悪い晩ご飯となりましたが、気持ちを切り替えてジムに向かいました。
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名人伝 ラーメン処 (ラーメン / 北新地駅、西梅田駅、梅田駅(阪神))
夜総合点★★★☆☆ 3.0
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