猛烈な雨雲がレーダーに映っています。
濃い雲に覆われ、激しい雨にヤシの木も打たれています。
昨夜の晩ご飯を除けば、ちょっと残念な宮崎訪問でした。
宮崎自動車道をずぶ濡れになりながら高原ICまで。
そこからは雨もやみ、少し走りやすくなりました。
今日最初の訪問場所は霧島神宮。
鹿児島県に入りました。
創建は6世紀半ばと古く、当初は高千穂峰と御鉢(噴火口)との間にありました。
しかし、その後も焼失し、現在の社殿は正徳5年(1715年)、島津吉貴の奉納により、再建されました。
鮮やかな朱塗りの建物や凝った装飾の美しさは必見。
国の重要文化財に指定されています。
樹齢800年の御神木。
バイクなので交通安全御守を。
神社に行くたびに買うので、もう相当なコレクションになりました。
えびの高原で再び雨が激しくなりました。
標高1,200mですから仕方ないかもしれません。
えびの高原を抜けると青空が見えてきました。
眼下にはえびの市のカルデラ盆地が広がっています。
えびの駅。
無人駅の待合室を拝借して、濡れた靴下を履き替えました。
ここから人吉へ。
堀切峠を挟む巨大なループ橋。
振り返れば、今登ってきた道とえびの市が小さく見えます。
人吉に着きました。
町の中心を流れる球磨川。
SLで有名な人吉駅。
この山間の盆地の町で、名物なのが鰻。
創業100年という上村うなぎ店。
入口を入った土間はテーブル席と小上がりですが、奥がかなり長く、まさに鰻の寝床のような店。
平日の13時半を回っていたので空いていましたが、きっとこのオオバコ店はいつも満員なのでしょう。
私が通されたのは一番奥の部屋。
テーブルと小上がりがありましたが、座るのが楽なテーブルでお願いしました。
広い部屋を貸し切りです。
メニューを開きます。
うな重に即決です。
しかも高い方。
3,800円できも吸い付。
20分ほど待って出て来ました。
お重とお椀の蓋を開けます。
感動のご対面です。
大きな切り身がみっしり。
お店の人の説明によれば、この下にまだ二切れあるそうです。
合計六切れ、一尾半ということでしょうか。
素晴らしい香りが鼻をくすぐります。
程よい焦げ目も食欲をそそります。
きも吸い。
お新香は胡瓜。
この店はうな重にはタレをかけていないそうです。
焼いた時につけるタレだけの味。
ご飯や鰻の味を、卓上のタレを使って、好みの具合にできるのです。
私は控えめに足しながら食べることにしました。
関西風の直焼き。
関東風に蒸してから焼いたものではないので、しっかりと歯応えもあり、脂も程よく残っています。
なにより、鰻そのものの味がストレートに伝わってきます。
さすが老舗の名店です。
食べ進むと、下からご飯にサンドされた鰻が現れました。
きも吸いのきもも大きい。
もう一枚鰻が出て来ました。
いつも食べるうな重は、ご飯の量に比して鰻が少ないので、鰻のコントロールに苦労するのですが、今日はご飯が足りなくなりそうで苦労するという珍しい展開。
完食です。
大満足。
この町には国宝に指定されている青井阿蘇神社という名所があります。
食後に訪ねてみました。
今日はちょうど祭礼にあたるらしく、大変な人出です。
人吉最大のイベントなのかもしれません。
今から1200年前の大同元年(806年)に創建されました。
阿蘇の広大な原野を開拓し、その守り神として阿蘇山のふもとに鎮まる阿蘇神社の御祭神十二神のうち、三神の御分霊が、青井阿蘇神社に祀られたのです。
御社殿すべてが黒を基調に漆塗り、細部の木組みに赤漆を塗り、彫刻や模様は極彩色を用いるとともに各所に装飾が施され、桃山様式と呼ばれる技法で建てられています。
屋根の棟が高く勾配が急な萱葺き屋根が一番の特徴。
きっと普段は静かな神社なのでしょうが、今日は祭りとあって、地元高校生や女性が担ぐ神輿なども出て、賑わっています。
村の鎮守さまのような茅葺の神社の前に、屋台が並び、神輿が練り歩くさまは、平成の現代からのタイムスリップを感じるひと時となりました。
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上村うなぎ屋 (うなぎ / 人吉温泉駅、人吉駅、相良藩願成寺駅)
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