繁華街の中を歩いて向かったのは、鉄板焼 沢。
そして今やご当地B級グルメに成長した小倉焼きうどんの人気店でもあります。
もちろん福岡県ですから、美味しい豚骨ラーメンの店もたくさんありますが、今回はあえて焼きうどんにしました。
L字型のカウンターと綺麗に磨かれた鉄板。
ステーキこそ高価ですが、他はリーズナブル。
魚介や野菜、お好み焼きなどをツマミに飲む、というスタイルのようです。
二軒目ですので、ビールではなくハイボールからスタート。
なかなか良い雰囲気の店で、店員の接客も感じが良いので、いきなり焼きうどんももったいなかな、と一品頼むことにしました。
ちょっとヘルシーにとうふ鉄板。
620円です。
目の前の鉄板で手際よく焼き、蓋をして少し蒸し焼きにしたもの。
熱い鉄板に乗って出てくるところが、プチゴージャスな演出です。
お醤油ベースの味が、シンプルだけど美味しい。
隣のお客さんがステーキを頼みました。
素晴らしい肉質と大きさ。
これならあの値段も納得です。
芋のロックにしました。
焼きうどんも発注。
鉄板に乗って出て来ました。
実は、「焼うどん」も北九州の小倉が発祥地とされています。
終戦直後、鳥町食道街のだるま堂の店主が、焼そば用のそば玉がなかったため、干しうどんをゆがき、焼いて出したところ大好評だったのが始まりとされています。
私はてっきり大阪が発祥の地だと思っていました。
しかし、その定義は比較的緩く、以下の項目から5つクリアしていれば良いそうです。
①乾麺を使用するべし
②キャベツは若松産であるべし
③豚肉はバラ肉であるべし
④玉葱はその甘さを引き出すべし
⑤秘伝のソースはよく研究するべし
⑥削り節はアジ、サバ節を使用するべし
⑦小倉地酒で香り豊かに仕上げるべし
たっぷりのキャベツを始め、シャキシャキの野菜炒め。
この店は生麺を使っていますが、発祥は乾麺。
味付けは醤油ベース。
先ほどの豆腐ステーキと同じでしょうか。
少しにんにくの風味も感じます。
その店独自の美味しさがあるのです。
大満足の小倉の夜となりました。
タクシーを拾って宿へ戻ります。
コンビニで買った寝酒で仕上げ。
本当は久留米に泊って、屋台の焼鳥と久留米ラーメンを食べたかったのですが、明日の台風接近に備え、フェリーの出る新門司港に近い小倉に宿を取りました。
しかし、結果的には大満足。
明日はチェックアウトギリギリまで寝るつもりです。
台風19号の動きが気になりますが、今夜はゆっくり旅の思い出に浸りながら酒を飲むことにします。
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鉄板焼 沢 (鉄板焼き / 平和通駅、旦過駅、小倉駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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