関門橋を渡りいよいよ九州一周の旅が始まりました。
最初に訪れたのは大分県の国東半島の根元にある宇佐神宮。
全国に4万600社あまりある八幡さまの総本宮です。
仏教文化と、我が国固有の神道を習合したものとも考えられています。
伊勢神宮に次ぐ広さを誇る境内をゆっくりと奥へ。
玉砂利を踏みしめながら進みます。
広い境内は順路が決まっています。
途中の若宮神社で参拝。
いくつかの鳥居をくぐって、ようやく本殿に辿り着きました。
八幡社らしい朱塗りのきらびやかな装飾の美しい本殿は、国宝にも指定されており、総本宮に相応しい威容を誇っています。
ここでは四拍手。
これは初めての経験です。
宇佐神宮を後にして別府入り。
お昼を回っているので、まずは腹ごしらえ。
大分出身の後輩から教えてもらったレストラン東洋軒。
この店は、大分名物とり天発祥の店。
店内には多くの色紙が飾られています。
私は二階に案内されました。
大きな円卓がいくつも並ぶ畳敷きの広間。
サービスランチにもとり天のチョイスがありましたが、量が少なそうだったので、本家とり天定食にしました。
中華風の箸袋。
しかし中華料理オンリーではないお店です。
ほどなく出て来ました。
かなりのボリュームです。
ご飯は100円アップで大盛もできるのですが、これで十分。
中華スープとお新香が付いています。
添えられているすだちを絞り、卓上の酢醤油とからしで食べるそうです。
まずは一口。
これは旨い!
ジューシーな鶏肉と厚めのフワサクな衣が素晴らしい食感。
もちろんオン・ザ・ライスでも頂きました。
ゆっくりと食べてお腹も一杯。
そろそろ別府観光を、と店を後にして別府地獄巡りに向かいます。
遅めのランチを終えて、別府地獄巡りに向かいます。
最初は、子供の頃から来てみたかった血の池地獄から。
小学生の頃、図鑑でこの存在を知り、その真っ赤な色と、おどろおどろしい名前に戦慄を覚えた記憶があります。
しかし実際に来てみると、随分と綺麗に整備され、池の色も赤い血の色ではなく、どちらかというと茶褐色。
あの原体験はなんだったのだろう、といささか拍子抜けです。
地下の高温、高圧下で自然に化学反応を起こし生じた酸化鉄、酸化マグネシウム等を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積するため池一面が赤く染まるのがその理由。
続いて隣にある竜巻地獄。
ここは30分に一回ほど、地中から温泉が煙のように噴き出す間歇泉。
地中の水圧と沸騰温度の微妙な関係によってこの現象が起きるそうですが、世界的に有名な間歇泉と比べて、噴出周期が短いので観光資源になっているそうです。
少し山の上に移動して別府地獄巡りを続けます。
ここには6種類の地獄がありました。
温泉玉子も販売していました。
玉子好きの私は大変気になりましたが、晩ご飯のことを考えて我慢。
火山地獄は熱湯温泉が噴出しています。
そのお湯を利用して、ワニを飼育しています。
誰得な話ではありますが。
白池地獄はその名の通り乳白色の温泉。
国指定名勝は血の池、竜巻、白池、海の4か所です。
美しいコバルトブルーの理由は、温泉中の成分である硫酸鉄が溶解しているためです。
浸かってみたい気になりますが、湯温はなんと98℃。
そういう訳にはいきません。
灰色の熱泥が沸騰する様子が坊主頭に似ている事から鬼石坊主地獄と呼ばれる様になったそうです。
湯布院に向けて先を急ぐことにしましょう。
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レストラン東洋軒 (中華料理 / 別府大学駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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