貴重な出張ランチは、今回有楽町のジャポネに絞り込んでいました。
私の大好きな炒めスパゲティの人気店なのですが、30分待ちはざら。
それを見越して早い新幹線を予約してあったのです。
しかしこのまま遅れが解消しなければ、方針転換も余儀なくされそうです。
京都駅に着いて驚きました。
新大阪からわずか15分。
うっすら雪化粧しています。
京都駅を出てから徐行運転が始まりました。
その雪は次第に深まり、米原の手前で既にこの有り様です。
名古屋駅の手前で停車。
車体に付いた雪を落とすために停車時間が長くなり、新幹線が数珠つなぎになっているのです。
結局1時間10分の遅れ。
ジャポネは諦め、打ち合わせをする取引先のある浜松町に向かうべく、品川で乗り換えて山手線へ。
大阪よりはずっと温かい東京。
立ち食いそばで済ませる選択肢もありましたが、それは余りにも悲しい出張ランチ。
新幹線の社内で浜松町近辺のラーメン屋を検索し、見つけたのが駅前の世界貿易センタービルB1にある江戸前つけ麺 サスケ。
入口で食券を購入。
基本の江戸前つけ麺の全部入りバージョンである特製つけ麺にしました。
中盛300gまでは同料金なので中盛をチョイス。
ここから今日のランチの誤算は始まります。
熱盛にしてもらいました。
つけ麺は食べているうちにつけ汁が冷めてくるのが嫌いで、それを避けるために熱盛にしたのですが、これが後で仇になるとはこの時は思いませんでした。
おっちょこちょいの私は紙エプロンをもらって準備万端。
極太麺は茹で時間が8分かかるのです。
「人間、貧すれば鈍す」
とはよく言ったもの。
既に約束の訪問時間まで20分を切りました。
二つ目の誤算は中盛。
300gの極太つけ麺は、往年の胃袋の老化が進みつつある今の私には手強い量。
濃厚な豚骨魚介系のつけ汁。
特製つけ麺は角切りや厚切りのチャーシューがたっぷり。
これが三つ目の誤算。
具が多ければ多いほど咀嚼に時間がかかるからです。
あれこれ考えている時間は、それこそありません。
とにかく目の前のつけ麺をやっつけるのみ。
喉に詰まりそうになりながら、猛烈な勢いで食べ始めます。
ここで四つ目の誤算。
麺が熱いのです。
熱盛だから当たり前なのですが、今日ばかりは冷たい麺にしてつけ汁を冷ませば良かったと後悔。
ドロリ系の濃厚な豚骨魚介のつけ汁と中太麺の絡みも良好。
もちろん麺もとても美味しく、本当ならじっくりと味わいたいところ。
五つ目の誤算は私がブログを書いているということ。
時間が無いにも関わらず、写真を撮らなければ気が済まいない性分が、食事の進行を妨げます。
大好物の半熟煮玉子の表情を、様々なアングルで撮っている場合ではないのですが。
半熟の黄身とつけ汁と麺が創り出すハーモニーをもっと味わいたかったと残念でなりません。
何とか完食。
10分で食べました。
アポイントまで10分を切っています。
しかしつけ麺でスープ割りを飲まない訳には行きません。
濃厚な豚骨魚介のつけ汁は、スープ割りにすることで、その味をより確かめることができます。
例え時間が無くても、これも避けて通れないつけ麺道の儀式。
後5分という所で店を出ました。
熱盛中盛のつけ麺を猛スピードでかき込んだ私は、豪雪も溶かすほどの熱を発しています。
コートも不要なほどに汗をかきながら、猛烈な早足で取引先へと向かいます。
1分前に会議室に座った私は、全身から滝のような汗を流し、取引先の方から心配されることとなりました。
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江戸前つけ麺 サスケ (つけ麺 / 浜松町駅、大門駅、竹芝駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.4
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