月に一度の東京ランチ。
話題の店で新規開拓か、懐かしい店で温故知新か悩ましい限り。
今日も会社を出るまで悩んだ挙句、目指す店のある新橋駅の烏森口に出てから、更に直前に変更という、はなはだ心臓に悪い話。
結局今日の一食に選んだのは烏森口の飲食街、狭い路地にある割烹初島。
自分の食べログのレビューを見ると2009年3月投稿となっています。
それ以降も数回行ったはずですが、おそらく4、5年ぶりの訪問です。
12時開店の店ですが、私が6番目。
確か10席ですから、1回転目の席は確保出来ました。
カウンター越しに大きなまぐろの塊が見えます。
今日のランチは海鮮丼に煮魚か焼魚の組み合わせ。
カマもあるそうです。
まぐろカマは20分ほどかかるそうですが、 見越しで焼いているぶりカマなら早いというので、それにしました。
限定3個で私がラスト・ワンをゲット。
あまりにも狭い店は、カウンターにお客さんが座ると、その後ろを通ることもままなりません。
食べ終わった食器はお客さんがカウンターに下げて、テーブルは自分で拭くのが作法。
まずはぶりカマが出てきました。
圧倒される大きさ。
そして海鮮丼も。
活きの良い魚がてんこ盛り。
お椀はあら汁。
白菜たっぷりにお麩。
素朴なのが好感度大。
朝のまいたけ天玉そばが未消化なのに、このボリューミーなランチが食べられるのか一抹の不安はありますが、男子たるものこれ位のことでめげてはいけません。
肉厚なぶりカマは脂ものって実に美味。
白いご飯でワシワシといきたいところ。
海鮮丼に山葵醤油を溶いて、掛け回します。
これは旨い!
しかし中盤からかなり苦しい状態に。
胃部膨満感を感じながらも、汁マニアの私はあら汁をお代わり。
カウンターに居並ぶ猛者たちは、平然とご飯をお代わりしています。
私も大阪転勤前はこれ位軽かったのですが、50も過ぎて衰えを感じざるを得ません。
しかもあら汁は一杯目よりも多い位です。
胃のスペースに一分の隙もありません。
30分以上ランチと格闘し、店を出ると行列は途切れていました。
二回転目が狙い目かもしれません。
新橋サラリーマンの正しいランチでした。
明るく元気ですが、腰の低い接客の大将。
狭い厨房で一緒に切り盛りするのは奥さんとお嬢さんでしょうか。
味と値段以外の付加価値も高いお店です。
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