今日は東京に転勤した大阪時代の飲み友達のIさんと浅草橋ではしご酒。
いい気分でお別れした後、深夜バスで遠距離の自宅へ帰るために東京駅に来ました。
バス停に向かう途中にある最終トラップ、富士そば八重洲口店。
酎ハイを飲み過ぎて気が大きくなっていた私は、気がつけば券売機の前に立っていました。
「あんまり具をたくさんた食べてはいけないな」
と思ったのでしょう。
「でも、かけではつまらないな」
とも思ったのでしょう。
たぬきそばのボタンを押していました。
蕎麦を受け取って窓際のカウンター席に座ると、なぜかちくわ天がのっていました。
食券はたぬきそばだったはず。
サービスでちくわ天をくれるはずがありませんから、 カウンターでちくわ天を現金で購入していたのでしょう。
そばが見えないほど丼一面を天ぷらが覆っていました。
とはいえ、好物ですからかなり嬉しかった気がします。
天かすをかき分けて蕎麦を手繰りました。
ズルズルと蕎麦を啜りました。
バスの発車の時間が気になって、時計を何度か見た気がします。
「こんな時間にこんな場所でこんなものを」
と思った気がします。
「24時間も開いているから、こんなことになるんだ」
と逆恨みのようなことを思った気もします。
完食完飲を旨とする私も
「飲んだらあかん。飲んだら」
と上田正樹の「悲しい色やね」の歌詞に似たフレーズが脳裏をよぎった気がします。
とはいえ飲み干したはずですが、その写真はありませんでした。
それでもちゃんと留守宅に帰り、風呂に入ったようです。
朝目覚たら、珍しく二日酔いでした。
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