私がよく通う店は紹介済みですが、今回は彼が初めての店へ。
大将がとてもいい方で、美味しい魚を安く出してくれるので、気に入っています。
しかもお酒は持込無料。
おまけに冷蔵庫まで貸してくれるのです。
近所のセブンイレブンでビールと白ワインを購入してお店に向かいます。
大阪天満宮駅裏にある古いビルの一階。
「海が好き」と言う大将の店、居酒屋山元(やまもと)。
古めかしい佇まい。
普通なら暖簾をくぐるのが躊躇われる店構えです。
何ともカオスな店内。
以前この小上がりで、支社のB級グルメ会を開催し、すっぽんコースを堪能しました。
今日は鱧鍋コースに湯引きや天ぷらを付けてもらう鱧尽くしと、お造り盛り合わせという贅沢なコースでお願いしました。
買ってきた白ワインと自宅から持ってきた焼酎はどぶ漬けに入れさせてもらいます。
まずは乾杯。
持込の缶ビールで。
鱧鍋の出汁が出てきました。
大将が抜群の味付けで作ってくれているのです。
既に玉葱が入っていました。
突き出しはおばけの酢みそ。
「お前、知ってる?」
と息子に尋ねます。
「ゆうれいのお化けじゃないよ。鯨の尾の部分で尾羽毛って書くんだよ。脂肪とゼラチン質で、それを湯引きにしてある大阪名物の料理だよ」
そこへ奥さんが鱧鍋の材料を運んできました。
かなり大きな鱧の切り身が山盛。
もちろん丁寧に処理されています。 「どうぞ始めて下さい」
と大将が言うので、
「あれ、お造りの盛り合わせは?この前お願いしたはずだけど」
「あ、そうでした?湯引きと天ぷらは聞いてたけど」
こういうことがありがちな大将なので、いつも電話ではなく店に来て直接予約するのですが、それでもオーダーが通っていなかったようです。
息子に美味しいお造りを食べさせたかった私は
「あるやつでいいから、なんか造ってくれない?」
とお願いしました。
「まぐろでいいですか。 すいません」
とさっと造って出してくれました。
マグロとアジのたたきの盛り合わせ。
抜群に旨い!
さすがです。
「マルアジしか無かったですよ。 マアジだったら良かったんですけど」
と出身の鹿児島訛りのイントネーションで話します。
「いえいえ、とても美味しいですよ」
続いて鱧の湯引きが出てきました。
梅肉で。
肉厚で美味しい。
「鍋用の大きい鱧の尻尾の部分と、もう一匹小さいのを仕入れたんですよ」
いつもその日のお客さんの要望に合わせて仕入れてくるのです。
「息子さんが来るゆうから、頑張りました」
「コルク抜きありますか?」
と本当に親切な奥さん。
「ありがとう、大丈夫。スクリューキャップだから」
いよいよ鍋にとりかかります。
「1分でいいですよ。もしそれでも足りなかったらもう10秒。煮過ぎたら崩れるからね」
と大将のアドバイス。
「玉葱たっぷり入れて、玉葱の甘みと一緒に食べて下さい」
早速頂きます。
これは旨い!
口の中に鱧の旨味と玉葱の甘みが広がります。
大阪の夏の風物、今食べないでいつ食べる、という是非モノです。
「美味しいねぇ」
息子も感動、私も鼻が高々。
鱧の天ぷらは鍋の後にしてもらいました。
「天ぷら先に食べたら、お腹いっぱいになって鍋が食べられなくなるから」
肉厚な鱧にしっかりとした衣。
揚げ立てのアツアツサクサクの天ぷらですが、中の鱧はふんわり。
仕上げは素麺。
鱧鍋の出汁を吸って、素晴らしい味。
「まだ食べられるなら雑炊しますよ」
と大将。
もちろん、この素晴らしい出汁を使わない手はありません。
「ご飯少なくていいですから」
とお願いしましたが、それでも結構な量。
いい香りがします。
しっかりと出汁の旨味が感じられます。
鍋の〆は雑炊に限ります。
お会計は5,000円ポッキリ。
鍋コース3,500円に鱧尽くし1,500円、お造りはお詫びのサービスということでしょう。
大満足の大満腹。
ナイスな大将と優しい奥さんにお礼を告げて店を出ました。
仕上げは二夜連続でバーホワイトラベル。
二人共ハイボール。
このタマゴサンド、満腹状態の今すぐには食べられません。
お酒に好奇心のある三男は、スタッフのKさんに
「今、一番好きなお酒はなんですか?」
と尋ねます。
それがこのThe Balvenie DoubleWood 12 Year Old。
ワンショットをサービスでもらった息子は真剣な顔でテイスティング。
「あ、キャノンデールさんじゃないの!」
振り返れば、お友だちのMちゃんが、ご友人とご一緒に。
なんでも、その友人の美女は私のブログをいつも読んでくださっているそうで、
「とても参考になります」
とおっしゃっていただきました。
なんだか気恥ずかしい感じです。
Mちゃんとその友人と息子と4人で語り合ううちに、時間はすっかり遅くなりました。
でも、今日は金曜日。
夜更かしも悪くありません。
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