キャノンデールのＢ級食べ歩記: 日曜日の一人酒は与力町「竹うち」でゆるりと、と思っていたら驚きの思わぬ出会い。仕上げはバー「ホワイトラベル」でマスターとじっくり語り合い

来阪していた息子も留守宅に帰り、いつもの生活に戻りました。
今日はマイペースで飲みたい気分。
18時に与力町の酒房竹うちを予約して、まだ日が高いうちから日曜日の一人酒です。

しっかりと冷えたグラスにきめ細かい泡。
ここの奥さんは生ビールの注ぎ方が絶妙です。
今日は天気予報と違って暑い日となったので、身体が冷えたビールを求めています。

はちく煮。
そろそろ春も終わり。

奥さんから
「先日名刺を言付かった方にお渡しできましたよ」
と言われました。
数か月前に、私のブログを読んでいる方からお店経由で名刺を頂戴し、私もその方に交換用の名刺を渡してもらうように奥さんにお願いしていたのです。
「あ、メール来ましたよ。『お会い出来たら、是非ローカルネタで盛り上がりましょう』って」
その方は出身が私と同じ枚方で、中学も同じ。
年齢は存じ上げませんが、奥さんによれば同じくらいではないかとのこと。
特段の約束はしていませんが、いつかバッタリ会う日が来るでしょう。
そんなサプライズも楽しみ。

大阪の夏には欠かせない水なす。
春から夏へと、季節のバトンタッチのような一品です。

生姜醤油で。
その名の通り瑞々しい食感が、今日みたいに暑い日には尚の事美味に感じます。

お造りはあじきずしとサヨリ昆布〆を半分ずつ盛り合せでお願いしました。

あじきずしは浅締めです。
脂が乗っているのにくどくない、絶妙の締め具合。

生姜醤油で。

サヨリ昆布〆はもっちりとした食感と旨味。

こちらは山葵醤油で。

お酒は赤霧島のロックに切り替え。

ゴーヤおひたし。
これも夏を感じる一品です。
「この苦さが身体にいいな」
と、酒飲みにありがちな健康志向。

舌平目の煮付。

大きな切り身です。

小さいですが子持ち。
縁側まで綺麗に食べるのが煮魚の楽しみです。

ちょっとお手洗いで外して、席に戻ったら、カウンターで隣に座っていた女性お二人様から声をかけられました。
「あのぉ、キャノンデールさんですよね？」
「は、はい、そうですけど・・・」
どうやら私が席を外した間に奥さんに確認したようです。
時々こちらを見ているな、と思っていたらそういうことでした。
Hさんと名乗る女性が
「今は東京に戻ったんですけど、大阪転勤時代にブログを参考にさせてもらったんです。今日は大阪の同僚と久し振りの大阪を楽しんでるんです」
とおっしゃいます。
「ツイッターでいつも『いいね』を押してすいません」
やっとわかりました。
いったい誰が私のツイートをふぁぼっているのだろうと、不思議に思っていたのです。
「私にとっては『師匠』なんです。美尋やひげやホワイトラベルももちろん行かせてもらってました」
とおっしゃいます。
「昨年の夏にご家族でホワイトラベルにいらした時、私たちもいたんですよ。今日も『たぶんキャノンデールさんだよね』と話していたんです」
と、その同僚のSさんと顔を見合わせて頷きます。
「お陰様で充実した大阪赴任になりました」
とお礼までされてしまいました。
「いえいえ、お役に立てたなら光栄です」

ゆるりと一人酒のつもりが驚きの思わぬ出会い。
「また、いつかお会いしましょう」
とご挨拶して、店を後にしました。

竹うち

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まだ20時前です。
少し仕上げて行くことにしました。
バーホワイトラベル。
「すっと氷を切るのに使っていた小出刃が、もう砥げないほどちびたので、買い換えたら、こんなにすり減っていたんですよ」
とマスターが並べて見せてくれました。
「やっぱり3年ってすごいですね」
と、私も自分の転勤の年月と重ね合わせて感慨深いものがありました。