今日は部の歓送会。
いつも彼の指導に当たってくれた先輩のKさんに幹事をお願いしました。
会場は卯乃家 ヒルトンプラザウエスト店。
入口脇の個室です。
とはいえ、オープンな雰囲気。
店名にちなんだ兎の置物が飾られています。
もちろん飲み放題仕切り。
まずは乾杯。
今日は初めからほとんどのお酒が部屋に用意してあり、自分たちで割りモノも作るという徹底ぶりです。
乾杯の音頭はM部長。
彼はすぐ酩酊してしまうので、出番は早めにという幹事の配慮です。
お料理はコースで出て来ます。
桜花豆腐 桜塩添え。
彩り野菜のバーニャカウダ。
「野菜はあまり食べない」
というM部長とNさんの分まで私が食べました。
貴重な生野菜を摂取。
鯛のカルパッチョ 海鮮サラダ仕立て。
菜箸でマリネ。
お皿が平たいので混ぜにくいですが。
桜海老とそら豆の薩摩揚げとゴボウの甘辛揚げ。
大きな土鍋が出て来ました。
蓋を開けて中を覗いてみました。
鶏と季節野菜の陶板焼き 梅とろろがけ。
しばらく蒸し焼きにします。
角ハイボール。
割りモノを担当するF君に作ってもらったら、さすがの私も驚きの濃さでした。
頃良いところで梅とろろをかけ回してくれます。
梅の酸味がさっぱりして、なかなか美味しい。
早くも締めの釜飯が出て来ました。
どんどん料理が出てくるのですが、これを食べたら終わってしまいます。
もちろん飲み放題１時間半まではまだ時間がありますので、ここで会から記念品の贈呈。
プレゼンターのY部長からW君に渡されたのは、新しい部署では増えるであろう出張に便利なポーチとスリッパ。
W君からのお礼とご挨拶を聞きながら、私は赤ワイン。
そろそろラスト３０分。
タイムアウト前に白ワインも手元にキープしておきます。
釜飯も食べることにしましょう。
南部鉄釜で炊く浅利と山菜のご飯。
最後は私からW君への贈る言葉。
２年前に強引に彼を引っ張ってきた手前、希望の先へ戻してあげるのが私の仕事。
それが果たせたので肩の荷が下りました。
関西支社で異文化コミュニケーション能力を高めた彼が、本社で活躍してくれることを期待します。
最後は全員お店の前で記念撮影をしてお開きになりました。
「ちょっとだけ行かない？」
とW君を誘いました。
一緒に付いて来たのはY部長とF君。
地下街を抜けて向かったのは阪急東通手前のOSビル。
再開発予定のこのビルにひっそりと一軒だけ営業しているサントリーバーおくだ。
オーセンティックな大人バーです。
ここではジンソニックから。
乾杯。
メーカーズマークのハイボールを舐めながら、隣に座ったW君と関西時代の思い出話や、これからの東京でのことに想像を巡らせたりしながらの会話。
年だけはしっかりとってしまった私が、先輩として、上司として思いや教訓を伝えられるのは今日が最後。
W君もいつかベテランとなったときに、このカウンターのように良い味を出してくれるでしょうか。
少し酔いが回った私は、お会計を済ませて一足お先に店を出ました。
時計は22時前。
南森町に戻った私は、ちょっとだけ仕上げて行こうとホワイトラベルのドアを開けました。
カウンターには馴染みの常連さんたち。
歓送会とはいえ、会社のメンバーと飲むのは仕事の延長。
ここで飲み友達と過ごす時間が、私の貴重なオンオフの切り替えです。
嬉しいことに私好みのトーストです。
23時を回りました。
今日はこれ位にしておかないと、とスツールを立ちましたが、家に帰ってからの記憶がありません。
気がつけば1時。
ソファでダウンしていました。
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