もちろん、一食入魂の私からすれば、妥協せずに美味しいところで食べたいもの。
大好物の魚系は市場が休みでは期待薄。
ふと、思いついたのがラーメンでした。
らーめん颯人。
私の地元南森町で、今最もマイブームの店です。
電話をすると営業しているというので、今日の晩ご飯は安心です。
昼は行列の店だそうですが、私は夜専門。
しょうゆ、裏しょうゆとクリアし、三回目の訪問で、いよいよ本命のみそらーめんに挑戦です。
まずはサッポロクラシック。
北海道岩内町出身の店主がわざわざ取り寄せている北海道限定販売の生ビールです。
爽やかな口当たりが最高。
炎が上がるほど勢いよく野菜を炒めています。
ひき肉ともやしでしょうか。
スープに味噌を溶き、茹で上がった麺を丁寧に入れてその野菜炒めとトッピングをのせて出来上がり。
白髪ねぎと柚子皮がのっています。
素晴らしい晩ご飯。
芳醇な味噌の香り。
スープを口に含めば、コクとほのかな甘みを感じる味噌と、しっかり浮いた脂の濃厚な味わいのバランスが絶妙です。
メンマ。
みそらーめんの麺はしょうゆのそれよりはやや太め。
とはいえ細麺の部類です。
食感、風味とも抜群で、この細さなのに濃厚な味噌スープにも負けていません。
中盤に一味を加えました。
味玉にもそろそろ着手。
味噌とたまごは抜群の相性です。
ビールはまだ残っています。
味玉半個とチャーシュー一切れをアテとして残しました。
すると手隙になった店主が、わざわざ私の横に来て、味玉を出してくれました。
「まだビールが残ってますよね。どうぞ」
と嬉しいサービス。
ブログを読んでくださっているのか、私のたまご好きを覚えていてくれました。
そこへ男性客が一人来店されました。
店主が思わず私たちを見比べて何か言おうとしています。
私はピンと来ました。
私のブログを愛読して下さり、この店にサッポロクラシックがあるとコメントして下さった北海道出身のHさんです。
店主は、Hさんと私の両方の名前も顔も、そしてその関係もご存じなのです。
とはいえ、ネットでのつながりですから、Hさんと私は初対面。
「はじめまして!」
とご挨拶。
Hさんは、私が良く行く南扇町の居酒屋旬味ひげで、お店にご自身の名刺を託けて、私もそれを受け取っていますが、思わぬ所で会うことが出来ました。
この店で出会うのは、ある意味必定だったかもしれません。
最後はスープもアテにして、完食完飲です。
「この後はどちらへ?」
とHさんに問われ
「ホワイトラベルでちょっと一杯やって帰ります」
と告げ、思わぬ出会いとなった店を気持ちよく後にしました。
連休も後半。
らーめん颯人に行く前に、ホワイトラベルの前で出くわした常連Kさんは、まだ飲んでいます。
私は、たった今思わぬ出会いをした話をスタッフのKさんや、常連のKさんに興奮気味に伝えました。
なんと、そこへまさにそのHさんも、私の後を追うようにいらっしゃいました。
しかもHさんは、その常連Kさんともこの店で面識があったことがわかり、あっという間に友達の輪が広がります。
更に、先日やはりブログからつながった別のHさんも現れました。
人の出会いは不思議なものです。
台湾で2008年に誕生したカバランウイスキー。
シングルモルトの国際的な賞を受賞するなど新進気鋭のブランド。
お土産のチョコレートまで。
カウンターはいつの間にか常連さんでいっぱいです。
テーブル席にも、連休にも関わらず二次会風のグループが来店され、満席です。
思わぬ出会いの続いた一夜。
「一期一会」という言葉が大好きな私ですが、そういう気持ちで人と接していると二度目に会えた時にとても幸せな気持ちになります。
この年になると、新しい出会いは減っていくもの。
それでも私は、大好きな飲食を通じて、誰も知らなかったこの街にたくさんの友人が出来ました。
これからも、いろんな人との出会いは大切にしていきたいな、と改めて思った夜でした。
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