レベルの高いラーメン店が凌ぎを削っています。
そんな中でも私の好きなトップ5に入るうちの一軒に久し振りに訪問することにしました。
会社帰りに地下鉄谷町線で中崎町駅へ。
天五中崎通商店街を入ってすぐの所にある人気店です。
フスマにかけろ 中崎壱丁。
シャッターが下りていたので
「うわっ、休み!?」
と一瞬焦りましたが夜の営業は18時45分から。
まだ18時半でした。
一番乗りの私は店の前のベンチに座ってゆっくり待つことにしました。
出汁に使う材料が店の前に積まれています。
貝と節を使った深みのある魚介系がウリの店ですが、店名通り小麦に拘る自家製麺も逸品です。
色んなラーメン店を食べ歩く新規開拓が優先で、この店に来たのは1年半振り。
メニューも少し変わっています。
塩にしようか、醤油にしようか、麺は中太麺か細麺か、などと悩んでいる時間が楽しい。
過去二回は何を食べたのか全く覚えていませんが、こんな時に役に立つのは自分の食べログ。
ようやくシャッターが開きました。
一番乗りです。
食券を購入します。
熟慮の末決定したのは、塩らーめん煮玉子トッピングとメンマ飯という組み合わせ。
夜ですから、更に瓶ビールという豪華絢爛、贅沢極まりない夕餉。
コの字カンターの一番奥に詰めて腰掛けました。
続々と後続のお客さんたちが食券を購入しています。
大阪のラーメン界では著名な店。
先にビールを出してもらいました。
サントリーモルツの瓶生とは今時レア。
それをギンギンに凍ったジョッキに注ぎます。
ジョッキがキリンラガーなのはご愛嬌。
私のラーメンが着々と製作中。
しばらくして出てきた塩らーめん煮玉子トッピング。
あさりが入っています。
実際には出汁を取るために大量に使用しています。
店名の焼き印が押されたかわいい味付煮玉子。
チャーシューは鶏肉と豚肉の二種類。
豚肉の方はレアになっていて、ラーメンの熱いスープで時間の経過とともに熱が通って色が変わっていくという演出。
早速スープから。
相変わらず独特の奥行きのある複雑な魚介の味わい。
人気が頷けます。
メンマ飯が出てきました。
想定外に大きくて、度肝を抜かれました。
200円という価格からは予想できませんでした。
思わぬ展開に、食べきれるのか脳裏に不安がよぎります。
麺は店名の「麩(フスマ)」からもわかるように、小麦にこだわった全粒粉の自家製麺。
モチモチしているのに、エッジも立っていて、実に美味
一方のメンマ飯は食べても食べても減りません。
こんなことならご飯少な目と言っておくべきでした。
しかし、メンマは抜群に旨いです。
塩らーめんには中盤からえび油をスポイトで5滴程垂らすのが作法。
こんな感じです。
味付煮玉子にも着手します。
メンマ飯はもうギブアップに近い状況。
瓶ビールもお腹にくる要因です。
何とか寄り切りました。
完食ですが、せっかくのスープは完飲ならず。
食後のジャスミン茶すら飲めない状況に。
大満足の晩ご飯。
やっぱり美味しいな、と思いましたが、頼み過ぎました。
昔はこれくらい楽勝だったのですが、寄る年波には勝てないということでしょう。
大阪に来てから座右の銘に加えた「過ぎたるは猶及ばざるが如し」を忘れていたことを猛省しました。
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