若狭の土産に、工場直売所で焼き鯖すしを買って、鯖街道を走って持って帰ろうという趣向。
小さいですが、明るく清潔な店内。
いくつかの商品は売切れていました。
奥はガラス張りになっています。
「工場見学もできるんですよ。今日はもうお終いですけれど」
と穏やかな笑顔の女性店員。
お目当ての焼き鯖すし。
試食を勧められました。
熱いお茶のサービスまで。
日持ちは4日。
保冷剤を入れてくれました。
保冷剤と共に持参した自分の保冷バックに収納します。
バイクのトップケースの中は相当な温度になるからです。
せっかく小浜に来たので、鯖街道の起点を訪ねます。
いづみ町商店街。
往時の賑わいはもうありません。
この商店街に鯖街道起点の碑が埋め込まれています。
その碑には「今日は遠ても十八里」 と刻まれています。
十八里とはおよそ70Km。
昔の人の足では2日の旅だったようですが、この言葉には「京は遠くない」という若狭の人々の思い後込められています。
若狭湾で取れた鯖に一塩して京都まで運ぶと、ちょうど良い味になったといわれ、この鯖を運んだ道を鯖街道と呼んだのです。
鯖街道資料館を覗いてみました。
鯖街道の歴史に関する展示がありました。
鯖だけではなく、文化交流の道でもあったことが窺えます。
小浜を後にあやべ温泉へ向かいます。
時刻は15時過ぎ。
おそらく気温は今最も高くなっているでしょう。
福井県道1号線を走って山越え。
府県境を越えて京都府綾部市に入ります。
山間にあるあやべ温泉二王館。
熱中症との戦いに休息を求めて立ち寄りました。
宿泊施設ですが、日帰り湯が可能で、地元の方が大勢いらしていました。
やや茶褐色のナトリウム炭酸水素塩泉。
ぬめりのある肌触りで、美人の湯とも呼ばれています。
公式HPから |
露天風呂もありますが、こちらは温泉ではありません。
公式HPから |
お風呂上りに休憩室のリクライニングソファーでオロナミンC。
疲れていたのか、この後、一時間ほどウトウトしてしまいました。
もう夕暮れ時です。
気温はだいぶ下がってきました。
名神高速~近畿自動車道~阪神高速と、渋滞も無くスムーズに帰って来ました。
今日の走行距離は335.6Km。
かなり走りました。
自宅に戻ってツーリングの荷物の片付けやら、ウェアの洗濯やらしているうちに時間が経ちました。
シャワーを浴びて、さっぱりしてから遅い晩ご飯。
お米は福井県産コシヒカリを使用。
ラップにくるまれています。
私が鯖街道を走って持って帰ってきた焼き鯖すしだけに、感慨もひとしお。
お皿に移します。
初めから包丁が入っているので、食べやすくなっています。
お箸やおしぼり、お醤油も付いているので、お弁当としても食べられます。
ビールはアサヒスーパードライ。
宴の準備は整いました。
見事に厚みのある焼き鯖。
大葉が挟まっているのがアクセントです。
〆鯖の寿司ももちろん美味しいですが、日持ちもして味も濃厚な焼き鯖は、酢飯との相性も抜群。
ビールをグビグビ飲みながら、あっという間に平らげました。
猛烈に暑かったですが、実に充実した日帰りツーリングでした。
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若廣 (デリカテッセン / 小浜駅)
昼総合点★★★☆☆ 3.5
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