2015年11月19日木曜日

ユニークなアイデアでいつも楽しませてくれる新地の会員制小料理バー「玉蔓」。サプライズランチの「昼玉」は高級食材を惜しげも無く使った「おかんのカレー」

一昨日、久し振りに突然のランチ営業で豪華な振る舞いをしてくれた新地の玉鬘
「木曜日はおかんのカレー作るから、食べに来てや」とのお話で、私も今週二度目の「昼玉」訪問です。


11時半~のお客様が丁度帰るタイミング。
見知ったご常連さんにご挨拶して、入店します。
カウンター席に腰をかけると、サラダとスープが出て来ました。
生ハムとルッコラとトマトのサラダ
「このトマトは一個300円すんねん。それを1,000円のランチに使うて、どないやんて話やで」
とママ。
本来お店は原価を明かすことはありません。
でも、嫌味も無く、あっけらかんでさばさばしたママの性格に惹かれて通うファンも多いのです。
私も、その一人。


 「これ、お椀に入ってるけど、お吸いもん違て、コンソメスープやで」
 私はお吸い物でも構いません(笑)


そこへ4階にある玉鬘の姉妹店寺田屋のシェフが目玉のせハンバーグをオーブンプレートのまま焼き立てで持って来ました。
寺田屋は水木金だけランチでハンバーグを出すダイニングバー。


寺田屋のハンバーグがトッピング可能なことは、私は昨日のうちにママのブログで知っていましたので、予約するときにお願いしてありました。
しかし、カレーとなれば最低でも生卵、しかもハンバーグトッピングなら目玉焼きが是非ともと思っていただけに、願ったり叶ったり。
至れり尽くせりのママの仕切りに感動。
「良かった~!ハンバーグだけだったら、『目玉焼き焼いて』って頼もうかと思ってたんですよ!」


かくして玉鬘ママ特製おかんのカレー 目玉ハンバーグトッピングが出て来ました。


ご飯は普通にしてもらいましたが、それでもかなりの量です。


絶妙の半熟目玉焼き。
食べる前から大興奮のランチ。


大きな肉がゴロゴロ入っています。


 寺田屋特製のハンバーグは、ミッシリ肉厚。


そもそもこれ単品でランチを営業しているのですから、それをトッピングとは贅沢な話。
500円のトッピング料金も納得です。


それにしても濃厚かつ肉々しいカレー。
ママに種明かしを頼みました。
「4リットルのカレーに、和牛のスジと上バラ肉を1キロずつ、それに玉葱。後はカルピスバターを半分ぶち込んでんねん」

撮影・掲載許可済み

主婦歴30年と自慢するママの、おかんのカレー。
「ルーはS&Bの業務用を使てんねん。簡単やけど、材料と愛情はたっぷりやで」

撮影・掲載許可済み

いよいよ半熟目玉焼きを割ります。
いつもの神聖な儀式。


いい流出具合。


相当なレアですが、ハンバーグやカレーには、限りなく生に近い方が具材との絡みが良いのです。


至福のひと時。


ご飯は少な目でも良かったと思えるくらいのボリューム。
なかなか減りません。


あと一息。
なんとか寄り切った、というほどの「ほぼ肉」の肉々しいカレーでした。


「キャノンデールは甘いもん食べへんやろけど、栗の渋皮煮やったらどう?」
とデザートを出してくれました。


私がたまごが好きだとか、甘いものは苦手だとか、そんな事をちゃんと覚えているのも新地もママならでは。
せっかくのご厚意ですから、遠慮なく頂きました。
いずれ名のある名店のものに違いないからです。


今日も満腹&満足の「昼玉」。
次回のサプライズを楽しみに、店を後にしました。



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