前の部署の酒飲みメンバーで作る親睦会です。
一見可愛らしい名前ですが、要するにしこたま飲んで食べてプリン体を摂取するという会。
メンバーの二人が転職で新しい船出となったので、その壮行会を兼ねて開催することになりました。
幹事の大役は二度目の私。
今日は、メンバーの要望もあって、前回同様錦糸町の激安中華で。
谷記(くき) 二号店。
この前は一号店でしたが、今日は個室がある二号店をチョイス。
錦糸町界隈に複数店を展開する谷記グループ。
中国人系中華料理店が犇めく錦糸町にあって、料理の種類の豊富さと安さに加え、美味しさも兼ね備えた優良店。
個室は突き当りのドアの向こう。
幹事の私は30分前にチェックインして会場を検めます。
前回はこのシステムを利用して楽しみましたが、今日は飲み放題仕切りにしました。
食べ放題飲み放題120分で3,193円。
もちろん食べ残しは厳禁です。
ここから120分のカウントダウンが始まります。
まずは生ビールで乾杯。
早速プリン体を摂取します。
焦り気味のメンバーにせっつかれるように、幹事の私は次々とオーダーを入れていきます。
蒸し鶏のネギソースとザーサイ。
ピータン豆腐。
焼き餃子。
これは旨いのでマストアイテム。
時間を気にする貧乏性のメンバーたちは、猛烈な勢いで、飲み、そして食べます。
腸詰め。
中華料理と言えるかどうかわかりませんが、旬のカキフライ。
やや固めのサクサクの衣がいい。
私は生ビールから白ホッピーに切り替え。
「プリン体の会」の趣旨に反するチョイスですが、好きなものは仕方ありません。
更にオーダーは続きます。
たまご好きの私がどさくさに紛れて自分の好物のトマトと玉子炒めときくらげ玉子炒めを頼みます。
焼き餃子も再発注。
「かきを全部食べる!」
とうるさいメンバーのリクエストに応じて、セロリとかき炒め。
カリッと揚がった牡蠣を餡で絡めた一品は、なかなか美味。
ナカをお代わり。
座は盛り上がり、メンバーは異常なハイテンションで中味の無い会話がクロスオーバー。
個室にして良かった、と私は胸をなでおろします。
これもマストアイテムのマーボ豆腐。
青梗菜炒め。
春雨と白菜の炒め。
私はこれが結構好き。
ホッピーは黒を追加してハーフ&ハーフに。
ここで熱々の包み焼きがでてきました。
黒胡椒牛肉の鉄板焼き。
食べ放題メニューの中で二番目に高い1,080円。
贅沢な気分になります。
主賓の一人が大好物のエビと玉子炒め。
この辺りから、幹事の私が頼んだ記憶のないものが出始めました。
激辛の鶏肉の唐辛子炒め。
辛さに酒が進みます。
干し豆腐と香草和え。
独特の食感と風味が最高です。
急に、メンバーの食べるペースが落ちてきました。
時間制限に気を取られ、猛烈な勢いで頼みすぎたのです。
アラフィフを中心としたメンバーの年齢構成ですから、寄る年波には勝てません。
野菜は重要です。
巨大な器に入って出てきたのは、魚の激辛煮込み。
1,108円は、食べ放題メニューの最高値。
ここで30分前のラストオーダーコール。
食事だけでなく、飲物もラストオーダーだという中国人お姉さんにメンバーが食い下がります。
「食事は30分前だけど、飲物は10分前って書いてあるよ」
「デモ、ママサンガキメタルールデス」
メニューにも優先するママさんの驚きのローカルルール。
言葉の障壁もあって、これ以上の交渉は無理と判断し、各自慎重に最後のオーダーをセレクトします。
私は酎ハイプレーンを。
まだ食べられるというメンバーが、締めの炭水化物を頼みます。
真っ黒で、ニンニクたっぷりの谷記特製チャーハン。
ジャンジャン麺。
はしゃぎすぎて火照った身体には、冷たい麺が心地良い。
上海焼きそばも外せない一品です。
今回も激しかった「プリン体の会」。
気が付けば22時を回り、2時間半以上楽しみました。
頼んだ料理はなんと63皿。
お酒はカウント不能ですが、十分元は取りました。
京成線の私は、皆と別れて逆方向の押上へ。
しかしこの後、乗り過ごすという大失態となったのです。
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