時計を見れば19時半。
何か腹に入れて帰ろうと、新橋の路地裏へ足を踏み入れます。
黄色い看板の町中華三陽。
会社のある虎ノ門近くにも同じお店があり、そちらでは時々ランチを食べますが、こちらは初めて。
虎ノ門の店と違って、二人掛けのテーブルが4つと狭いL字カウンターだけの狭い店。
テーブル席への配膳は、店主が一旦厨房から外に出て、入口から届けるというトリッキーなレイアウトです。
風邪がまだ治っていませんが、疲れたので一杯だけ飲むことにします。
とりあえずビールを注文。
メニューは虎ノ門店でも見慣れたもの。
とりあえずレバニラ炒めと餃子を頼みました。
たいがい餃子は後から出てくるものですが、ビールを一杯飲んでいるうちに焼き上がる高速サービス。
しかも間髪を入れずのレバニラ炒めの到着という大技が繰り出されました。
狭い厨房を軽快なフットワークで鍋を二つさばく店主の優れた身体能力に感心します。
奥行きの無いカウンターを二席分使って夕餉を始めます。
この速さは私にとっては想定外でしたが、嬉しい悲鳴。
餃子は柔らかめ。
水をたっぷり使った蒸し焼きです。
餡が柔らかいのは、挽肉が細かいのと水分が多いからでしょう。
ミキサーで作っているのかもしれません。
風邪を退治するために、ランチの鰻重に続き、レバニラでのビタミン補給。
自分でも身体が元気になっていくのがわかります。
食欲が戻ってきました。
お酒はビール一本にして、米を食べることにしました。
もちろん町中華と言えば、王道の定番、炒飯しかありません。
これで正しいサラリーマンの残業メシが完結。
見た目は意外に美白な感じ。
スープはもちろん町中華に共通のあの味。
きちんとパラパラした炒飯は、薄目の塩味。
正しく、旨い。
お会計を済ませ急いで新橋駅から山手線に飛び乗りました。
夜総合点★★★☆☆ 3.4
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