インスタグラムのタイムラインを眺めていると、美味しそうな餃子と炒飯の写真が目に留まりました。
どこだろうと思ってよく見てみると、交通飯店とあります。
この変わった名前の店は、有楽町交通会館地下の、あの昭和レトロな町中華。
急速に記憶が蘇ってきましたが、前回いつ行ったのか思い出すことはできませんでした。
いてもたってもいられずに、その翌日には交通会館の入口に立っている自分。
何も変わっていませんでした。
とりあえず瓶ビールを頼みます。
ホール係のお母さんがグラスに注いでくれます。
「お疲れ様」の心を籠めての接客です。
アサヒ派の私。
一番搾りは随分久しぶりに飲む気がします。
消費税増税の洗礼を何度も浴びたのか、メニューは値段が張り替えられているものの、ラインナップは変わりません。
ニンニクが入っていないそうです。
場所柄サラリーマンが多いので、気にする人もいるのでしょう。
焼き上がるまでなんと30分近くかかりました。
餃子鍋が小さいので、順番待ちのタイミングによるのです。
やや薄い焦げ色。
しっかりとハードな皮の焼け具合が箸の先から伝わってきます。
中はアツアツ。
ジューシーな肉汁が小皿に溢れます。
どこか素朴で懐かしい味。
ゆっくりと餃子とビールを楽しみながら、頃合いを見て炒飯を発注しました。
餃子が出てくるまで殊の外時間がかかったので、この作戦は功を奏したようです。
炒飯も人気メニューなので、厨房の店主の鍋はフル稼働。
これもタイミングに左右される一品です。
もちろん、町中華定番の、あの味のスープ付き。
ここは炒飯も時間がかかります。
ただ強火で炒めて煽るだけではなく、鍋に押し付けるようにしてご飯の水分を蒸発させ、味を滲み込ませていきます。
だからこそできる、パラパラなのにシットリとした旨さ。
フルサイズにしなくて良かった、とホッとしたミニ炒飯。
餃子とビールの後では、十分な大きさです。
最後に一個残っていた餃子をオン・ザ・ライス。
完食です。
そして満腹。
先週に続けて交通会館に来てみると、変わらない店もある一方で、見覚えのない店もあって、改めて調査が必要だと実感しました。
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