「場内の鳥籐がラーメン始めたんですよ」
との情報がもたらされました。
「今日の昼に食べたんです」
「そうなの!?じゃあ明日本社で会議だから行こうかな」
「ご一緒しますよ」
そんなやり取りがあって、その翌日の今日。
I君と待ち合わせて築地場内へ。
鳥めし 鳥藤 場内店。
魚河岸の移転延期が無ければ、今頃はここでは食べられなかったお店です。
創業明治40年。
「鳥めし」の看板通り、親子丼が名物。
表の看板メニューを見ると確かにとりそばとあります。
そば、とは中華そばのこと。
全部で5種類。
テイクアウトも可能。
クリスマス用のローストチキンも販売するようです。
10分ちょっと待って案内されました。
待ち時間の間、ずっと温めていた企画を口にします。
「親子そばの生卵トッピングをお願いします!」
「親子そばは、今日は終わりました」
一瞬耳を疑う返答に私は大いに狼狽え、頭の中は真っ白に。
「終わりました、って・・・」
親子丼の店で、親子の材料は山ほどあるはず。
中華そばが無くなったのならまだ話はわかりますが、そうではありません。
もちろん他のお客さんの親子丼の注文は受けています。
全く解せないまま、オルタナティブチョイスを急ぎ検討します。
当初のプランニングとは大きく異なりますが、水炊きカレーそばの温玉トッピングをオーダー。
もともと煮玉子が入っているのを承知で温玉を注文。
ちょっと余計だったかもしれませんが「親子そばの生卵トッピング」と
呪文のように唱えていたので、「水炊きカレーそばの温玉トッピング」と口をついて出たのでしょう。
まずはスープをひと口。
この店のカレーを水炊きのスープで伸ばしたもの。
辛さはさほどではありませんが、コクととろみを感じます。
中太丸麺。
かん水が多いと思われる食感。
スープをネクタイに飛ばさないように、慎重に啜ります。
煮玉子はさすがの半熟。
そしてダブルたまごの温玉にも着手。
箸を入れ、麺に絡めます。
カレーのスープに温玉が拡散する前にレスキューして飲み込みます。
カレーとたまごは黄金の組み合わせ。
底の方から牛肉がゴロゴロと出てきました。
このスープが、そもそもカレー用に仕込まれたものであることがわかります。
完食です。
「それにご飯入れたら絶対旨いですよ」
というI君の悪魔の囁き。
実に魅力的な提案ですが、それでは食べ過ぎですし、今夜は宴会が控えています。
改めて親子そばの生卵トッピングの調査に来なければなりません。
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