地下鉄で巣鴨へ。
「あばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨地蔵通商店街。
日中は大変な人通りですが、夜は店も閉まり、おばあちゃんたちの姿はありません。
「とげぬき地蔵尊」の名で親しまれるこのお寺は、正式には曹洞宗萬頂山高岩寺といいます。
慶長元年(1596年)に江戸湯島に開かれ約60年後下谷屏風坂に移り巣鴨には明治24年(1891年)に移転してきました。
毛利家の女中が針を誤飲した際、ここの地蔵菩薩の御影を飲み込んだ所、針を吐き出すことができ、吐き出した御影に針が刺さっていたという伝承もあり、「とげぬき地蔵」の通称はこれに由来します。
そこから他の病気の治癒改善にもご利益があるとされ、現在に到るまでそのご利益を求めて高齢者を中心に参拝者が絶えません。
その高齢者を目当てに商店が並び、いつしか「あばあちゃんの原宿」と呼ばれるようになりました。
本日の忘年会はI君、K君と3人。
I君の提案で巣鴨のときわ食堂本店となりました。
亀有のときわ食堂、清瀬のみゆき食堂に続き、今週なんと三回目となる食堂飲み。
大好きなので、嬉しい限り。
食堂と言っても、この店の海鮮のネタの良さはなかなかのもの。
カキフライの貼り紙にテンションもアップ。
私が一番乗りでした。
オオバコの店の中ほどのテーブル席に案内されました。
友人が到着するまで壁のメニューを眺めて組み立てを考えます。
黒板にはおススメメニュー。
これも攻めたいところです。
お店の姿勢を示したボード。
当たり前とはいえ、出来ていないお店が多い中、感心する内容です。
I君が到着しました。
生ビールを頼みます。
乾杯!
とりあえずポテサラを頼みます。
円錐形の盛りが面白い。
そこへ、遅れていたK君も到着。
改めて乾杯です。
今年も一年お疲れさまでした。
刺身盛り合わせ。
わらさ、すまかつお、さざえ。
美味しそうです。
ドリンクはハイボールに切り替え。
ちょっとつまめるものを追加します。
お新香。
本日の煮物三種盛合せ。
さつま揚げ、こんにゃく、鳥と大根。
名物のえびフライを頼みます。
一皿二尾ですが、三人なので三尾に変えてもらいました。
お客さんの要望を聞き、可能な限り対応するサービスに好感が持てます。
続いて林SPFロースカツざら。
いわゆるカツ煮です。
林SPF豚とは、5つの特定病原菌を排除した、生まれながらに健康な血統のSPF種豚を、千葉県の産地でオリジナル飼料を使って育成したものです。
柔らかくジューシーな肉質。
つゆの濃さも、玉子の半熟加減も絶妙で、お酒が進みます。
入店時から狙っていたカキフライを注文します。
播磨灘産一年珠カキ、とあります。
私が大阪赴任時代、何度か訪れた日生(ひなせ)あたりの産なのでしょう。
美味しいカキオコを思い出しました。
これも本当は5個のところを3個にしてもらいました。
ちょっと無理な注文かな、と思ったのですが、ホール係の若いお嬢さんは厨房に確認に走り「大丈夫です」との返事。
アルバイトなのでしょうが、ここの店員さんは皆明るく、元気で、そしてとても丁寧。
実に教育が行き届いています。
おばあちゃんたちが「うちの孫の嫁に」と思いそうな子たちばかりです。
別注で70円の自家製タルタルソースを頼みました。
プリプリ、ジューシーなカキフライ。
やっぱり冬の味覚の王様です。
K君が飲んでいるヤーコンハイを私も頼んでみました。
彼はアイスでしたが、私はホットで。
アンデス原産の芋の葉で煮出したお茶で割っています。
少し苦みのある濃いめの味ですが、意外といけます。
たまご好きの私のリクエストでハムエッグ。
もちろん箸入れの儀は欠かせません。
美しい黄身の流出画像。
ヤーコンハイをアイスでお替わり。
血中コレステロール値を下げる働きがあるそうで、健康に良いように思いますが、「ハイ」なので、そうとは言えません。
酒飲みが陥りがちな自分に都合の良い解釈です。
銀鮭塩麹焼きがあったので、頼みます。
こんなおかずをつまみに飲めるのも、食堂飲みの楽しさ。
締めはご飯ものにします。
気になっていたチャーハンを注文。
大盛のチャーハンに味噌汁とお新香が付いて、これで500円は素晴らしい。
気になるお会計は12,980円。
店を出て、そのまま庚申塚の方に歩いていきます。
河岸を変えるプランですが、せっかくなので、めったに乗らない都電に乗ることにします。
夜総合点★★★☆☆ 3.5
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