こんな日は、入店難度の高いお店に行くのがベスト。
西新橋の割烹酒処 はづきへ向かいます。
立春を過ぎたとはいえ、外の風はまだまだ冷たく感じます。
古い昭和の雑居ビルの二階。
優しい女将が切り盛りする小さなお店です。
固定ファンで早い時間からいつも満席、12時半を過ぎると売り切れることもあるハードルの高い店。
虎ノ門の花たろうが閉店後は、私の中ではここと、このビルの地下の男鹿が和食魚ランチのツートップです。
狭い階段を上がって二階へ。
12時少し前でしたが、テーブル席は満席。
幸いカウンターに空きがありました。
私の着席後にそのカウンターも満席に。
注文は目鯛西京漬と悩みましたが、今日は定番の鮭にしました。
この店では「しゃけ」と呼ぶところが、なんともいい感じです。
そのしゃけは、分厚い切り身。
脂ののりも良く、いつ食べても納得の味。
ご飯がまた美味しいのです。
今日はお替わりしてしまいそうな、危険な予感。
味噌汁はお袋の味。
小鉢とお新香。
分厚い焼き鮭に箸を入れ、オン・ザ・ライス。
旨いご飯に旨い焼魚。
至福の瞬間です。
ここはご飯のお供も充実しています。
昭和世代の私は、嬉しくて全部のせてしまいます。
鮭はまだ半分余っています。
いけないと知りつつも、無料のお替わりに手を出してしまいました。
「ここはご飯も焼魚も美味しいから、仕方ない。今日だけだ」
という言い訳を、心の中で呟きます。
お替りしたご飯に、脂ののった焼き鮭のハラミの部分を皮もろとも豪快にオン・ザ・ライス。
最高に旨い。
食べ終わった時も、相変わらず満席でした。
ちょうど出ていくお客さんとすれ違えれば入店できるという運に左右される店。
850円というコスパの良いお会計を済ませ、女将さんにごちそうさまの謝辞を告げて店を出ました。
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