杵屋通りの路地裏にあるやきとん たくちゃん。
細い路地の奥にあるビニシーの店。
ここは仲御徒町の人気店やきとん ま~ちゃんで修業した店主が独立して開いたお店です。
カウンター席がいっぱいだったので、ビニシーのテーブル席へ。
正ちゃんに続いてのビニシー席ですが、ここは強力なストーブがあるので人心地。
まずは下町ハイボール。
メニューにはありませんでしたが、焼酎ハイボールに梅エキスを垂らしてもらいました。
ここにも若い女性客。
おじさん安住の地は、路地裏の下町酒場にも、もはや無いのかもしれません。
だとすれば、私が発想を変えて受け入れるしかないのでしょう。
そろそろノスタルジーとは訣別しないといけません。
メニューを眺めて組み立てを考えます。
メニューの表記方法や、品揃えなどもやきとん ま~ちゃんにそっくり。
ある種の暖簾分けに近い独立だったのかもしれません。
黒板に日本酒の揃えや、その日の希少部位が書かれているところもま~ちゃん譲り。
まずはもつ煮込み。
好物の煮玉子も入れてもらいました。
味噌仕立ての味も良い感じ。
ればは鮮度も良く、絶妙のレアな焼き加減。
好物のかしらはお店おススメの味噌ダレで。
希少部位のおっぱい。
脂肪質で柔らかく、それでいて歯応えもある独特の食感。
お客さんが続々と訪れて来ました。
カウンターの女性客はおしゃべりに夢中で長っ尻。
私が席を譲る形でビニシー席の一番隅へ移動しました。
さすがに端っこは寒い。
備え付けのひざ掛けを腰に巻いて。
スティッチというのが、なんだか可愛い。
下町ハイボールのナカをお代わり。
最後の一杯を飲んで今日は切り上げることにします。
2020年に向けて、東京は急速に変わりつつあることを実感。
進化を否定する気はありませんが、残して欲しいものがあるという考えが、私には強すぎるのかもしれません。
若い人たちが昔ながらの居酒屋に来てくれなければ、お店が生き残れないことも頭ではわかっていますし、だからお店も変わっていくのです。
そんな変化を受け入れられず、ノスタルジーが強くなることが、「老い」ということなのかもしれません。
私自身が反省すべきことなのでしょう。
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