早めに家を出ましたが、既にかなりの暑さです。
最初にハンドルを向けたのは佐倉ふるさと広場。
例年ならチューリップが見頃なのですが、既にかなり散っていました。
桜同様、タイミングがとても難しい今年の花見。
印旛沼サイクリングロードから花見川サイクリングロードへ。
千葉市とは思えない秘境感。
鳥のさえずりに癒されます。
稲毛海岸に着きました。
海辺で遊ぶ人たちを見ながら、私も日向ぼっこ。
今日のサイクリングランチは、ずっと狙っていたお店に。
帰路に立ち寄った勝田台の町中華栃尾。
この栃尾を知ったのは、勝田台の人気煮干しラーメン店篤々を訪れるようになってからのこと。
その篤々の斜向かいにある、なんとも味わい深い町中華にロックオンしたのです。
篤々に来るたびに、栃尾のことが気になって仕方が無かったのですが、今日は思い切ってこちらのラーメンを食べようと決意しました。
相当昔からあるお店と見受けられます。
昨今、絶滅危惧種の認定を受けている町中華だけに、突然廃業しないとも限りません。
行ける時に行く、という私のB級グルメ道に基づき突入します。
店の横にある駐車場にバイクを停めて、お店に入ります。
暖簾を潜った瞬間に
「あ、ここは間違いない」
と直感しました。
デコラのカウンターとテーブルは言うに及ばず、すべての内装が町中華の必要十分要件を満たしています。
もちろん、家族経営。
老夫婦で切り盛りしているのは、絶滅危惧種の町中華に共通ですが、この店は息子とおぼしき男性がしっかりと厨房を仕切っていました。
これは期待が高まります。
黄色いアクリル板に手書きのメニュー。
これこそ絶滅危惧種です。
初めての町中華では必須のリサーチサンプルです。
待つことしばし。
お待ちかねの料理が出てきました。
いずれの器にもお店の名前が入っているところも、レベルの高い町中華の証左。
昔懐かしい醤油と鶏ガラのスープの香りが鼻をくすぐるラーメンは480円。
チャーハンにはチャーシューの切り落としがのっています。
550円。
まずはラーメンのスープを一口。
懐かしい味にホッとします。
胡椒を振ってから、いただきましょう。
細目の麺は仕入れですが、480円のラーメンとしてはバランスのとれたもの。
もっと高くて美味しくないラーメンは山ほどあります。
チャーハンはしっかりと煽られているので、パラパラとしています。
いい仕事ぶり。
いくらサイクリングの後とはいえ、実質二人前の料理はちょっとヘビーでしたが、期待通りの味と雰囲気と値段に大満足。
再訪必至ですが、目の前に篤々があるだけに、かなり悩ましい選択となりそうです。
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