今日こそは、と予定を入れず満を持していましたが、またもや残業。
ちょっと出遅れました。
今日は大好きな葛飾区立石へ。
今日は大好きな葛飾区立石へ。
関東昼酒界の聖地の一つですが、やらなくてもいい駅前再開発で、貴重な文化遺産の灯が消えようとしています。
久しぶりにもつ焼きの人気店、江戸っ子を攻めてみることにしました。
大阪赴任前以来ですから、7、8年振りでしょうか。
江戸っ子は、このあたりの酒場では珍しいオオバコ店。
変形の長いカウンターは既に鈴なり。
開けっ放しの入口から顔を覗かせて、人差し指を立てます。
ひとり、という符牒。
「どうぞ!おひとりさん、こちらへ!」
若いお兄さんが私を認めて、案内してくれます。
「どうぞ!おひとりさん、こちらへ!」
若いお兄さんが私を認めて、案内してくれます。
辛うじて空いていた入口脇のカウンターの角の席へ。
両隣のお客さんに「失礼」と声をかけて、身体を滑り込ませます。
まずはドリンクから。
「ボールをお願いします」
ここに来たら江戸っ子特製ハイボール。
ここに来たら江戸っ子特製ハイボール。
いわゆる下町ハイボールの事ですが、城東エリアではボールといえば、この下町ハイボールのこと。
各店独自のエキスで割った淡い琥珀色をした下町ハイボールは、ウイスキーの代用飲料として広く親しまれてきた歴史があります。
各店独自のエキスで割った淡い琥珀色をした下町ハイボールは、ウイスキーの代用飲料として広く親しまれてきた歴史があります。
周りを見渡せば、ネクタイ姿は私だけ。
いつもの事ですが、この場違い感も楽しい。
「煮込みください」
「ごめんなさい、今日は豆腐がもう入って無いんだけど、いいですか?」
19時といえば、立石では深い時間。
「煮込みください」
「ごめんなさい、今日は豆腐がもう入って無いんだけど、いいですか?」
19時といえば、立石では深い時間。
そろそろ品物も無くなってくるのでしょう。
すぐに出て来た煮込みはジャンボサイズ。
すぐに出て来た煮込みはジャンボサイズ。
豆腐が無いのは残念ですが、コクのあるもつ煮込みは、やっぱり旨い。
ホールに睨みを利かせていた盛りへアーの女将さんの姿が見えませんが、もう年だしお店に立たなくなったのでしょうか。
ちょっと心配です。
もつ焼きも頼みます。
「タン、ハツ焼きを塩で」
「タン、ハツも終わっちゃったんですよ」
残業のせいです。
「タン、ハツ焼きを塩で」
「タン、ハツも終わっちゃったんですよ」
残業のせいです。
悲しい。
「じゃあ、ナンコツとカシラを塩で2、2で」
この店は4本セットが基本。
「じゃあ、ナンコツとカシラを塩で2、2で」
この店は4本セットが基本。
一人だと種類が食べられないのですが、同じ味なら二種類をセットにすることができます。
歯応えのあるナンコツ、ジューシーなカシラを交互に食べながら、下町ハイボールをグイグイ。
少し席が空いたので、ホール係のお姉さんが
「こっち空いたから、ずれません?そこは出入りがあるから落ち着かないでしょ?」
と私の席をずらしてくれました。
「こっち空いたから、ずれません?そこは出入りがあるから落ち着かないでしょ?」
と私の席をずらしてくれました。
私の記憶の江戸っ子は立石らしい厳しい女性陣がホールを仕切っていましたが、先程のお兄さんといい、他の女性陣も、物言いこそ下町風ですが、皆優しい。
経営スタイルが変わったのでしょうか。
オオバコの下町酒場らしい酔客たちの胴間声も心地良いBGM。
「お客さん、もう少しボリュームさげてくれますか」
と私の後ろのテーブル席のグループがやんわり注意を受けていました。
と私の後ろのテーブル席のグループがやんわり注意を受けていました。
やっぱり当たりは柔らくなっても、押さえるところはキッチリ押さえる立石流の客あしらいが懐かしい。
そのお姉さんに
「ボールお代わり」
とグラスを差し出し、シュワシュワのお代わりが出てきました。
そのお姉さんに
「ボールお代わり」
とグラスを差し出し、シュワシュワのお代わりが出てきました。
フリーの生キャベツも隣から回ってきたので、お皿に取って、野菜を補給。
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