明日は検診で胃カメラを飲みます。
20時までに食事を終えておくこと、というお達しを病院から受けています。
そう言われると、それまでに何とか飲み終えなければと気持ちが焦ります。
出先の上野で仕事がはねた私は、そのままガード下方面に足を向けます。
17時というハッピーアワーなので、いつも人気のお店もまだアイドルタイム。
より取り見取りの選択肢から、「立ち飲みカドクラ」をピックアップします。
店内の鉄板裏のテーブルに案内されました。
もちろんホッピー。
黒を頼みます。
キャッシュ・オン・デリバリー なので、テーブルに千円札を出しておきます。
明るいうちから飲む酒は、背徳感も加わって実に旨い。
つまみは、好物のマカロ二サラダと名物のチーズハムカツ。
薄切りハムを重ねたミルフィーユ状のハムカツに、チーズがサンドされていて、実に旨い。
ナカをお代わりして、ひとり酒の私の密かな楽しみである「人間観察」。
オオバコの立ち飲み居酒屋は、面白いネタに事欠きません。
さっきから「マック鈴木と知り合い」と自称する若者が、キンキンよく通る耳障りな大声で自慢話をしています。
マック鈴木よりかなり若そうですが、世話をしたとは思えません。
かと思えば、同じテーブルのオヤジは来店するなり「ビーフジャーキー三人前！」と注文して、百戦錬磨のこの店の店員を驚かせています。
出て来たビーフジャーキーを食べる分だけ残して、後は持参したジップロックへ。
「どんだけビーフジャーキー好きなんだよ」「そんならアメ横で買えばいいのに」「そもそもなんでジップロック持ってるんだよ」と色んな想像が脳裏をよぎり、酒が進みます。
鉄板焼きコーナーが混み合っていて、出てくるのに時間がかかった大好物のだし巻き玉子に合わせて、タカラ焼酎ハイボールを注文。
夕方のニュースを見ながら、去り行く平成を惜しむ立ち飲みはジャスト50分。
一気にエンジンを暖める急速暖機運転で、コンディションは整いました。
もう一軒行く時間がありそうです。
お会計はセンベロの1,550円。
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