今日は朝からサイクリングで検見川浜まで。
今頃の気候がサイクリングにはベストなのですが、年々春が短くなって、サイクリストにも厳しい地球温暖化です。
潮干狩りでしょうか。
親子連れが楽しんでいます。
帰りにお楽しみのサイクリングランチ で寄ったのは、前から気になっていた勝田台の町中華「南紀楼」。
勝田台のラーメンといえば、超お気に入りの煮干しラーメン「中華ソバ篤々」一択なのですが、昭和レトロな味が、実に懐かしいという評判を聞いてやってきました。
時刻は13時。
ドアを開けて中に入ると、カウンターと二人掛けのテーブルの、鰻の寝床のようなお店です。
もちろんテーブルは町中華のルール通り、赤のデコラ貼り。
先客は中年男性のお一人様が二人。
テレビを見ながら炒め物でビールを飲んでいます。
かなりご年配のご夫婦が営んでいますので、相当な歴史がありそうです。
オーダーはラーメンと餃子。
初めての店は、これに限ります。
本当は炒飯も確かめたいのですが、そんなには食べられません。
テレビは「パネルクイズアタック25」が流れています。
随分久しぶりに観ました。
ご高齢のご主人は、スローながらも、無駄のない動き。
料理を作る手順が、完全にルーティンになっているのです。
まるでイチローのように。
ラーメンが出来上がり、柔和な笑顔のお母さんが運んでくれました。
間髪を入れず、カウンター越しにご主人から餃子が手渡されます。
これです!
ラーメンと餃子の同時出し!
永遠のテーマであるこの難題を、こちらが何も言わなくても、当たり前のようにこなす熟練の技。
ラーメンは見るからに素朴な、昔懐かしいビジュアル。
ほうれん草、チャーシュー、シナチク、ネギ。
そして玉子は固茹でです。
まずはスープを一口。
醤油と鶏ガラのシンプルな味に、ホッとします。
麺は細めのストレート。
玉子入り自家製麺をウリにしていますが、これも優しい食味食感です。
こういう中華そばには、胡椒が良く合います。
チャーシューは意外にもバラ肉の柔らかいもの。
もも肉の固いチャーシューを想像していたので、肩すかしです。
一方の餃子は、大ぶりなのが五個一皿。
絶妙な焦げ目。
あらかじめお母さんが作って出してくれる餃子のタレに付けて頂きます。
野菜多めの餡は、肉のジューシーさと野菜のシャッキリ感のバランスが絶妙。
それぞれにボリュームがあって、後半腹パンになりましたが、なんとか寄り切りました。
後からいらした男性お一人様もご常連らしく、地域密着の典型的な町中華。
やはり後継者問題がありそうで、ある日突然閉店してしまわないか、心配になるお店です。
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