木場の名酒場「河本」で閉店の別れを惜しんでから、家路へ。
しかし、もうちょっと飲みたい気分なので、船橋で乗り換える時に「いづみ屋」を覗いてみました。
「酒場放浪記」「おんな酒場放浪記」でも取材されたお店です。
いつも満席で、予約が無いと入れない人気店ですが、行き当たりばったりの一人酒が多い私は、予約するよりお店に直接出向く派。
丁度私の目の前で三人連れが断られていましたが、ひとりの私はカウンターの角に唯一空いていた一席をもらいました。
ひとりならならタイミング次第でこういうことがあるので、私は一人酒が好きなのです。
ドリンクにシャリキンを見つけたので、それを頼んだら、シャリキンは袋のまま、そしてグラスには氷が入っていてビックリ。
「シャリキンに氷は有り得ないよね~」
と思いましたが、中国人店員なので、わからないのでしょう。
もうちょっときめ細かい教育が必要です。
悪戦苦闘して無理やりグラスにシャリキンをねじ込みましたが、「氷は要りません」と言えなかった小心な自分が腹立たしい。
煮込みは白味噌仕立て。
濃厚で、仄かな甘みを感じるものです。
ボリュームもしっかり。
おまかせ焼き鳥盛り合わせは、豚と鶏のミックス。
もつの部位が中心なので657円と破格ですが、もつ好きの私には、むしろウエルカム。
本当は名物の明太子オムレツが食べたかったのですが、ダイエット中なので我慢。
後から予約で来た隣の若いカップルはファーストデートのようで、聞くとは無しに聞こえる会話が面白くて、それをつまみにナカをお代わり。
今度はシャリキンではなく、普通のナカで。
焼鳥は、デカくて旨い。
ウーロン茶を飲む下戸の男性が、船橋のこんな下町居酒屋を指定するのも不思議ですが、お互いを探り合いながら、悉く性格や嗜好が噛み合わない感じに、この先暗雲が垂れ込める恋の行方です。
尤もオジサンには関係無い事なので、焼き鳥盛り合わせを食べ終わり、ニセンベロ のお会計を払って駅に向かいました。
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