今日は偶然にも社員が4人出社していました。
「ランチ行きませんか?」
と部下たちの誘い。
このところの出社日は一人が多かったうえに、社員たちとのコミュニケーションはリモート会議やメールばかりで、リアル複数人ランチは非常事態宣言前以来。
「Beforeコロナ」のように、皆で揃って会社を出て、ランチに向かいます。
私に忖度してくれる彼らは、お店のチョイスを私に委ねてくれます。
今日はコロナ前以来の訪問となる、激辛麻婆豆腐で有名な「味覚」を狙っていたので、皆の同意を求めます。
よくテレビにも出ていた2号店は、コロナ渦の影響なのか先日閉店。
人気店も厳しい状況なのが伺えます。
今日は密な1号店を避けて、比較的広い3号店へ。
地下なので換気が気になるところですが、地下の入口も、地上のドアも開けっ放しなので、まあ大丈夫でしょう。
入口で中国員店員に人気ナンバーワンの「味覚石焼麻婆刀削麺」のオーダーを告げ、テーブル席へ。
6人掛けの席に案内されます。
人気の行列店だったのに隣のテーブルが空いているのも、在宅勤務の影響でしょう。
卓上の不織布エプロンを手に取り、皆に配ります。
この店では欠かせないマストアイテム。
最初にスープが出てきます。
追いかけるように、石焼麻婆豆腐と刀削麺も出てきました。
グツグツと不気味なマグマのように湧き上がる石焼麻婆豆腐。
普通でも辛いのですが、今日は一つ上の中辛にしました。
残暑が厳しいなか、暑さには辛さで対抗しようという考えです。
麻婆刀削麺は久しぶりだったので、この麺の量にちょっと怯んでしまいます。
二玉はあるでしょう。
刀削麺らしい、不揃いなきしめん風の麺。
石焼麻婆に刀削麺をつけて食べる、つけ麺風の食べ方もあるのですが、過去の経験から言ってそれは火傷と汁ハネと片栗粉の希釈化を生むので、適切ではないというのが私の考え。
片栗粉で作られたここの麻婆豆腐の強烈な粘りは、唾液で希釈化します。
だからこそ、麺に移した方が最後まで独特の食感を楽しめるのです。
ダイエットと在宅勤務で縮小した胃袋にはちょっとヘビーなボリューム。
早くも中盤で腹パンです。
せめて石焼麻婆豆腐だけでも、と何とか寄り切りました。
帰りも皆と雑談しながら、新しく出来た虎ノ門の地下道を通って会社に戻ります。
リモートワークも便利ですが、やはりリアルコミュニケーションに勝るものはない、と思う私は古いタイプの経営者なのでしょうか。