新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、リモートワークに切り替わってもう7ヶ月以上経ちます。
カウンター席に案内されると、すぐに注文したカレーが出てきます。
まさにニューノーマル。
週に一、二回の出社ですから、ランチは厳選することになります。
毎日いろんなお店を食べ歩き、新規開拓していた頃と違って「一食入魂」。
まして夜の会食は会社でも禁止されているので、尚の事ランチのセレクトは重要です。
今日チョイスしたのは昼間の就業人口が激減したにも関わらず、行列が出来る「カレーの店 ガン爺」。
新橋の本社勤務時代からのお付き合いですが、私が虎ノ門の会社に出向した後、追いかけるように(そんな訳はない)虎ノ門に移転してきた超人気行列店。
さすがに非常事態宣言中は待たずに入店できましたが、今はそうはいきません。
しかも、お店が入っているビルの一階に別のお店がオープンすることになり、行列の取り回しルールも変わりました。
まるでディズニーランドのようですが、お客さんは皆さん素直に従っています。
並び始めて5分。
お店の前の道路を挟んだ反対側に行列の先頭に来ました。
次は、私が道路を渡ってお店に上がる階段下に移動する順番です。
これまた、新しく地面に貼られた「とまれ」のサイン。
密を避ける対策とはいえ、半年前には想像もつかなかった時代の激変です。
まさに、私たちは後世の歴史に残る時代に生きていると言えます。
いささか大袈裟ですが、ランチの行列に並びながらの沈思黙考。
階段を少しずつ上がり、順番も近づいて来ました。
ようやく食券購入の順番が来ました。
並び始めてから15分。
行列が長いように見えましたが、以前の行列と違ってソーシャルディスを保っているせいで、そう見えたのです。
購入した食券をマスターに手渡し、除菌スプレーで手指消毒。
これを済ませてから、席に案内されます。
私の注文はいつも月替わりの「今月のランチ」一択。
今月はケララチキンです。
辛口、ライス小、茹で卵トッピングはいつものルーティン。
この店のサフランライスはデフォルトが多いので、小で十分。
もっとも、それはダイエットの成果でもありますが。
少なめのライスには十分なルーには、トッピングした茹で卵のスライスが入っています。
ケララチキン。
これだけでもお腹一杯になりそうです。
たっぷりのサラダが付いてくるのは、高ポイント。
自家製ドレッシングをかけて。
卓上のピクルスを添えて、準備は整いました。
最初はサラダから。
これはダイエットのセオリー。
「食事の前に食物繊維で胃に膜を張ると良い」という、ネット情報か何かで得た知識を愚直なまでに守る私。
ルーをかけて頂きます。
ジャパニーズインディアンともいうべき、独特なカレー。
オリジナルなスパイシーカレーはいつ食べても、やっぱり旨い。
ムチムチプリプリのケララチキンもライスにオン。
茹で卵は、スライサーでカットされていて、昭和レトロな喫茶店を思い出す懐かしいもの。
中盤で、これまたルーティンの三種のスパイスをオンして味変です。
ラストは、ケララチキンの炒め油とカレールーを残さず掛けて、一気に仕上げます。
新型コロナウイルスによってすっかり生活は変わりましたが、毎日昼も夜もいろんなお店に行って食べて飲んでいた私にとっては、自分のライフスタイルを改めて見つめ直す良い機会となりました。
本当に行きたい大好きなお店は、そうは無いのだなと。
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