シルバーウィーク前半は、一人暮らしの次男も帰ってきて息子たち3人が久しぶりに揃っています。
連休中日の今日のランチは、みんなが大好きな「千葉家」で家系ラーメンを食べることにしました。
11時の開店20分前に到着しましたが、既に駐車場は満車。
行列並び組と駐車場待ち組の二手に分かれます。
開店待ちの行列も20人はいますから、3回転目になりそうです。
まだ日本に上陸していないのに、大型で強い台風14号の影響で千葉も雨が降り出しました。
駐車場に止められたのは、一回転目のお客さんが出てきてから。
最近、開店前の行列も早まり、開店も早まるというディズニーランド状態です。
様々な食材の高騰、鶏油不足からか、油の多めは頼めなくなりました。
我が家は全員「油少なめ」なので問題ありませんが、こってりが好きな人は残念でしょう。
店内には23周年を祝うHAPPY BIRTHDAYのデコレーション。
9月8日が創業記念日だったのです。
そういえば、20周年の時は、まさにその日に偶然訪れた記憶が蘇ります。
奥さんの飾りつけは、ラーメン屋さんらしからぬ可愛さがあり、見ていて楽しい気分になります。
千葉に家系ラーメンを根付かせた先駆けとも言える末広家から23周年を祝う胡蝶蘭が届いていました。
味も同系なので、兄弟弟子ではないかと勝手な想像をしていますが、確認したことはありません。
黄色に黒のメニューも、千葉家ならではの見慣れたもの。
料金も初めて来た開店当初からはジワジワと上がっていますが。それでも味とサービスを考えれば、超高コスパなことは間違いありません。
並んでいる間に奥さんに注文を聞かれるので、この店内のメニューがどれほど必要なのかわかりませんが、やはりこのメニューも千葉家らしさの現れでもあります。
抜群の記憶力の奥さんは、店の前に並ぶ我々の前に立つと
「かため、少なめ」
と言った後、我々の顔を見つめます。
天才的な記憶力で、顧客の好みを100%把握しているとはいえ、並か中盛か、ライスを付けるか、付けても半ライスなのかなど、我が家のオーダーには若干のゆらぎがあるからです。
私は味付玉子とほうれん草トッピングを、息子たちはライスをオーダーしました。並んでいる間に注文を聞かれるので、着席してからは実にスムーズです。
今日は4人で伺ったのですが、コロナ禍で間引かれたL字カウンターの段取りの都合で、2人ずつ時間差での案内となりました。
長男と三男が食べ始めたくらいで、次男と私が入店、着席します。
それでも、隣同士に座れるように段取りするのは、さすが奥さんの名差配。
私がトッピングで頼んだ味付玉子とほうれん草がすぐに出てきます。
追いかけるようにラーメンが出てきました。
並盛、麺固め、油少なめ。
並び始めて40分後の11時20分。
トッピングのほうれん草と味付玉子はセルフでオン。
迫力のビジュアルです。
まずはスープをひと口。
家系の豚骨醤油味の個性をしっかりと保ちながらも、どこかマイルドな優しさを感じる味は、店主の技でもあり、千葉家の個性。
麺はもちろん家系定番の酒井製麺。
固めの極太縮れ麺と家系スープの絡みは良好です。
野菜コンシャスな私にとって必須のほうれん草は、トッピングしたので山盛りです。
海苔も巻いて。
本当は小ライスにオンしてラー茶といきたいところでしたが、今日は控えた次第。
もう若くはないのです。
中盤で味変。
卓上の生ニンニクとショウガをオンして、ブラックペッパーをたっぷりと振ります。
ワイルドながらもマイルドな千葉家の家系ラーメンにパンチが加わりました。
更に、味玉に箸入れの義。
濃厚な半熟の黄身が現れます。
本当は完飲したいのですが、それは私の年ではやっていはいけないこと。
丹精込めて作ってくれた店主には申し訳ありませんが、やむを得ません。
「(席の案内が)別々になってしまって申し訳ありませんでした!」
「ご協力ありがとうございました!」
とご夫婦が揃って声をかけてくださいました。
ラーメンが美味しいことはもちろんですが、心温まる接客、23年を超えてなお清潔さが行き届いた店内など、どれを取ってもわたし的にはナンバーワンのお店です。
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