ホテルの中のショップやレストランをチェックして時間を過ごし、夕食に出かけます。
今日はホテルから車で7、8分の「ぶたや黒将(くろまさ)」を19時半に予約しておきました。
もちろん2週間以上前のことです。
車の鍵は店員さんに預けて、店内へ。
ラストオーダー23時とのことですから、遅くまで営業しているようです。
もちろん満席。
オオバコの店内ですが、私たちが案内されたのは入口脇の半個室。
お義母さんがいるので、少し静かな個室で、家族だけで食事が出来るのでラッキーでした。
壁にはタイガースやドラゴンズの選手のサイン色紙がびっしりと貼られています。
そういえば、どちらも沖縄でキャンプをしますし、美食健啖家が多い野球選手がよく来るとあれば、尚期待が高まります。
テーブルの上には私の名前が書かれたウエルカムサイン。
「めんそーれ」が青字で強調されているのが心憎い演出です。
突き出しは島豆腐のおから。
まずはオリオン生からで決まり。
乾杯!
今日のハンドルキーパーは妻にお願いします。
お母さんはシークワーサーが気に入ったようです。
ドリンクを飲みながら膨大なメニューをチェックします。
今回の旅は私はホスト役なので、皆に好きなオーダーを任せます。
結局は主賓の義母よりも、妻と長男が主導権を握るのですが。
豊富なメニューに皆迷いましたが、昨夜に続き定番のジーマーミ豆腐、もずく酢、海ぶどうをとりあえず頼みます。
このお店はヨギファームという養豚農家が経営するお店。
「沖縄島豚黒将」なるオリジナルアグー豚を食べさせてくれるのです。
大切に育てた豚を料理して出してくれるのですから、心の籠った料理というわけです。
そんな数ある豚料理の中から、豚トロポン酢を頼んでみます。
脂ののった豚トロは驚くほど柔らかくジューシー。
ポン酢の爽やかな酸味がナイスな一品。
オリオン生は、たちまちお代わりです。
ちゃんぷるーもマストアイテム。
普通のソーメンちゃんぷるーを頼みました。
なぜ「普通」かというと、「ピリ辛」味もあるからです。
たっぷりのかつお節がのって出てきます。
一人前でもボリューム満点。
ラードで炒めた独特の風味にツナ缶の旨味がミックス。
昨日のまーちぬ家もそうでしたが、素朴な料理なのに、実に味わい深い。
手書きメニューから島らっきょ天ぷらも注文。
もちろん塩は沖縄のもの。
揚げ物メニューの中に、島豆腐の厚揚げを見つけました。
これは是非とも食べたいので、私が注文。
厚揚げは大好物の居酒屋メニューですが、島豆腐のものは食べたことがありません。
揚げたてアツアツの厚揚げは、期待通りのハードな食感。
とはいえ、旨味が凝縮された感じで実に美味。
お酒も進みます。
当然アルコールはお代わり。
今度は地元読谷村の名を冠した読谷ハイボールを試してみます。
比嘉酒造の泡盛「残波」を炭酸で割ったもの。
今日訪れた残波岬の美しい風景が蘇る、雄大で爽やかな飲み口です。
いよいよ本日の締め。
当店の人気看板メニュー「黒将しゃぶしゃぶ鍋」です。
二人前お願いしました。
美しいオリジナルアグー豚のピンク色。
脂身の白も透き通るようです。
豚のつくねも珍しい。
もうちょっとソーメンちゃんぷるーを食べたいという長男のリクエストで唐辛子入りピリ辛ソーメンちゃんぷるーを追加。
これも、また旨し。
タレもユニークなオリジナル。
塩ポン酢も黒ゴマダレも、どちらもそれぞれ豚の味を引き立ててくれます。
つくねも投入。
野菜もたっぷりと入れて。
やっぱり家族で鍋を囲むのは楽しい。
お義母さんも喜んでいます。
締めに泡盛。
やはりこの地にちなんで、残波プレミアムをロックで頂きます。
琉球ガラスが泡盛の味わいを一段と引き立てます。
全員大満足の晩ご飯。
ここまで沖縄に来てから、全てのお店が当たりです。
帰りにお会計をする時に見えた厨房がピカピカに磨かれていました。
「やっぱり厨房の綺麗な店は間違いないな」
と自論に納得した次第。
お会計も4人で11,000円ちょっとという、驚きの安さでした。
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夜総合点★★★☆☆ 3.6
ホテルに戻って部屋で仕上げの一杯は、新発売直後のオリオンプレミアム。
ベランダで気持ち良い風に当たりながら、中庭を眺め、海の音を聞きながらの一杯。
今回の旅行は、実に充実しています。
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