2023年5月18日木曜日

「ドキュメント72時間」でも紹介された実家近くの懐かしいかき氷屋さん「枚方凍氷」。カフェのようにリニューアルされていてビックリ

 

自分の記憶からすっかり消えていたお店です。
昨年の9月にNHK「ドキュメント72時間」で放送され、記憶に蘇りました。
枚方でも古い町並みが残る京街道沿いにある昭和のかき氷屋さん「枚方凍氷」
私が生まれる前からあったらしいのですが、私が最後に行ったのは中学生くらい。
その頃から、ざっくり45年は経っているでしょう。
テレビで観て懐かしさを覚え、今回の帰省で食べに行ってみることにしたのです。
一方通行の入り組んだ狭い道沿いのコインパーキングに車を止めて歩きます。
もちろん記憶は曖昧ですから、Googleマップが頼り。
すると、目の前に、私の記憶とも、テレビの映像とも違う、洒落たカフェのようなお店が現れました。


なんとすっかり改装されていたのです。
もしかして、テレビで人気が出てコンセプトを変えた、ということでしょうか。
とにかく、私は混乱しています。


昭和ノスタルジーの塊のような私ですから、この変貌ぶりには面喰いました。


そもそも昔の店の記憶も曖昧なのですが、まずは冷静に現実を受け止めなければなりません。


多くの胡蝶蘭が飾られているところからみて、つい最近リニューアルオープンしたと思われます。


気持ちを落ち着けて、カウンターでメニューからかき氷を注文します。
お店の方に伺うと、ゴールデンウィーク直前の4月27日にリニューアルオープンしたそうです。
ということは、まだひと月も経っていないことになります。
昔はイチゴやみぞれを食べていた記憶がありますが、こんなに種類は無かったはず。
豊富なラインナップから目に留まったマンゴーをオーダーします。
練乳ダブルトッピングで。


新築の匂いがします。
なんだかすっかり違うお店になって、居心地が悪い私です。


程なくかき氷が運ばれて来ました。
マンゴー練乳ダブルトッピング


なんだかんだ言っても、目の前に美味しそうなかき氷が出て来ると、テンションが上がります。
私はかき氷が大好きなのです。


スプーンをかき氷の山の中腹に突き刺し、グッとリフトします。
繊細なかき氷は、どこから食べても崩れてしまいます。
その被害を最小限に食い止める方法を常に模索し続けるのが「かき氷道」とも言えます。


あいにく今日は曇りがち。
もっとドピーカンなら良かったな、と思いながらも甘いマンゴーと濃厚な練乳のコラボに舌鼓。


食べ進むにつれて、身体がキンキンになってきます。
器の底には溶けかけたかき氷とマンゴーシロップ、練乳が残って、味が濃厚になっていきます。
このフィナーレこそが、かき氷の真骨頂。


完食、そして当たり前ですが完飲です。


想定外のリニューアルオープンという事態に、いささか混乱しましたが、なんとか現実を受け入れました。
いつまでも変わらないことに美を求める私ですが、それはもう古い考えなのでしょう。
若者たちが楽しそうに、美味しそうにかき氷を食べているのを見ると、これが令和スタイルなのだ、と自分を納得させました。

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枚方凍氷かき氷 / 枚方公園駅枚方市駅
昼総合点★★★☆☆ 3.5

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