「岐阜タンメン、っていうラーメン屋、美味しいよ」
と次男と三男が前回名古屋に帰省した時に発見したというお店に行ってみることにしました。
好奇心旺盛な義母と妻も一緒です。
かなり並ぶというので、開店の11時を目指してお店に向かいます。
岐阜タンメン 天白店。
巨大な看板が目印のロードサイドチェーン店のようです。
深夜3時まで営業という看板から、客層も幅が広そうだと想像がつきます。
小学生以下にはこども食堂としてラーメン一杯100円というSDGsなお店。
看板は巨大ですが、カウンターだけの店内はコンパクト。
客席スペースは10席ほどしかなく、厨房の方が広いという不思議なレイアウトです。
店員さんたちの元気な掛け声が印象的。
そもそも「岐阜タンメン」とは何ぞや、ということですが、その謎は店内に掲示してあるヒストリーで簡単に解けました。
愛知県稲沢市で屋台から始まったタンメン屋が、商売がうまくいかない日が続きます。
ところが、岐阜市への出店をきっかけにブレイク。
この店のタンメンを支持してくれた岐阜の人たちへの感謝の気持ちを込めて、店名を変更。
「岐阜の人に感謝タンメン」を略して「岐阜タンメン」と名付けたそうです。
メニューは岐阜タンメンとチャーハン、餃子のみ。
トッピングは豊富に選ぶことができますが、そもそもタンメンが820円なので、たちまち1,000円オーバーになりそうです。
こども食堂に取り組む経営者は、社会への感謝の意味を込めて、次代を担う子供たちに喜んでもらいたい、という考えのようですが、そのコストは820円にインクルードということでしょう。
そんな説明を読んでいるうちに岐阜タンメンが出てきました。
私が想像するタンメンとは全く異なるプレゼンス。
塩ベースのラーメンのようですが、一般的なタンメンの塩味とも異なり、野菜炒めがのっているわけでもありません。
センターに唐辛子。
辛さが5段階で選べますが、私はミドルクラスの3辛、麺固めでお願いしました。
まずはスープをひと口。
豚肉、白菜、キャベツ、にんにくから旨味を抽出し、塩だしのスープと合わせたという岐阜タンメンのスープです。
固めにしてもらった麺にも着手します。
福岡の老舗製麺所で開発したという低加水平打ち細麺。
唐辛子を溶いて、味変。
どことなく天理スタミナラーメンを思い出します。
岐阜タンメンをタンメンたらしめているキャベツと豚肉と一緒に麺を啜ります。
「所変われば品変わる」とはこの事です。
カテゴライズが難しい、唯一無二の岐阜タンメンのスープ。
野菜の甘みとにんにくのパンチ、更には化調の強烈な存在感が岐阜タンメンの特徴とみました。
うっかりしていて、当店おすすめの酢もやしを入れるのを忘れていました。
あわてて追加。
ラーメン好きの私も、初めて食べるタイプのラーメン。
完食しましたが塩分を考え完飲は避けました。
スープを飲み干さなかったので、丼の底に書かれている「ありがとうございます」という文字を見ることはできませんでしたが、「ストップ・ザ・交通事故」の文字は見ることができました。
お会計はPayPayで。
いつもお義母さんがごちそうしてくれるので、ささやかですが、今日は私が支払いました。
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岐阜タンメン 天白店 (ラーメン / 植田駅(名古屋市営))
昼総合点★★★☆☆ 3.2
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