最近残業続きで、晩ご飯を食べて帰る日が増えました。
やはり、通勤時間のことを考えると、在宅勤務の方が仕事に時間を割いても私生活のリズムに影響が少ないことは間違いありません。
職場でのコミュニケーションという別の問題はありますが、会社に行っても人に会わないのでは、出社の意味もあまりありません。
そんな事を考えながら、今日立ち寄ったのは「なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。 新橋店」。
昼間は行列の人気店も、夜はスムーズに入店です。
定番の肉そばにします。
大、中、小どれでも1,050円。
間を取って中にします。
カウンター席に案内されました。
かつては生卵食べ放題だったのに、卵価格の高騰で一人一個となってしまいました。
たまご好きの私にとっては、大幅なサービスの低下。
物価高と低賃金を放置するこの国の政治の無策のせいです。
そんな憤りを感じているうちに、「なぜそば」の「肉そば」が出て来ました。
かつて一世を風靡した虎ノ門の「港や」インスパイア系とも言えるお店ですが、その「港や」無きあと、いつの間にか元祖的なポジションを確立した感があります。
山盛りの冷やし蕎麦に豚肉、ネギ、ゴマ、海苔がたっぷりとのっています。
卓上にあるラー油をそばつゆにイン。
一個しか使うことを許されない貴重な生卵と共に、心して混ぜ合わせて準備を整えます。
更に天かすをたっぷりとかけます。
生卵が一個に制限された分、他にタダのもので取り返そうという、浅ましい思考。
中盛といっても、普通の蕎麦屋なら特盛はありそうな蕎麦は、豪快に手繰るのがこの店らしい食べ方。
そのままそばつゆに軽くくぐらせて啜ります。
やや醤油が濃い目のつゆにラー油のピリ辛と生卵の甘みがマリアージュ。
更に茹で豚肉とゴマ、海苔が混じり合い、なんだかんだ言って、なぜか旨いのです。
生卵もしっかりと絡めとります。
そばつゆに拡散すると、ただでさえ少ない生卵を食べた気になりません。
早めのレスキューが必要です。
更に食べ進みます。
終盤で「追い天かす」という無料トッピングの荒技を繰り出して、一気に寄り切ります。
お店には中国人観光客が食べに来ていました。
どうやってこの店を知ったかも不思議でしたが、どうやって日本語表示しかない食券を購入できたのかも不思議。
更に言えば、この料理は彼らの口に合ったでしょうか。
彼らに
「なぜ、ここでそばを食べるのか」
と聞いてみたくなりました。
なぜ蕎麦にラー油を入れるのか。 新橋店 (そば(蕎麦) / 新橋駅、汐留駅、内幸町駅)
夜総合点★★★☆☆ 3.4
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