今日は、ニューカマーのSさん、Yさんと後輩のN君にとっておきの店をご紹介します。
前回、ランチ定休日の水曜日に来てしまい面目丸潰れの私の名誉挽回で「伊萬里」へリベンジ訪問。
今日も夏日となり、11月の新記録というおかしな気候です。
12時過ぎのピークタイムですから、行列は地下へ降りる階段の上まで来ています。
並んでいる間にメニューで品定め。
「水ありません」
「現金のみ」
「お釣りがないようお願いします」
と注文が多い店ですが、理由があります。
裏面に書かれているように、開業当時の税込1,000円のまま営業を継続するための様々な施策の一環なのです。
開店当初はホール係のスタッフが一人いたのですが、いまはご夫婦のツーオペ。
入店まで30分以上待ちました。
片付けの手が回らず、空席のテーブルもあるのですが、厨房はご主人一人なので、詰め込んだところで、今度は板場が回らないということでしょう。
しばらくして奥さんがお盆にのせて運んできたのは味噌汁とご飯。
すぐにお刺身のお盆も運ばれてきます。
お盆から配膳するのは我々お客の担当です。
今日、私が頼んだのはエビ・カキランチ。
大きなエビフライとカキフライが二個ずつ。
セットでついてくるのは分厚い切り身のお刺身。
今日はブリでした。
ご飯、味噌汁、お新香も美味しいので期待が高まります。
味噌汁マニアの私は、定食は必ず味噌汁から頂きます。
油揚げと大根ともやしでした。
しみじみ旨い。
厚切りのお刺身をオン・ザ・ライス。
わかっていても、やっぱり美味しい。
ジャンボサイズのエビフライもオン・ザ・ライスで。
ハード系の衣とプリプリしたエビがナイスな一品です。
お新香もご飯が進む味。
カキフライは二枚合わせで、やはりジャンボサイズ。
これもハードな衣とプルンとしたカキの食感のコントラストが楽しい。
ソースとマヨネーズはそれぞれ順番を変えて味の変化を楽しみます。
食べ終わったら再びお盆が奥さんから渡されます。
運びやすいようにお皿を重ね、テーブルを拭いてお会計。
1,000円ポッキリなのも、お釣りを用意しないで済む、お会計の時間が短縮できるという省力化の一つでしょう。
和楽から独立したご主人だけに腕は確か。
とにかく徹底した半セルフサービスのお店ですが、1,000円でこの味と量を新橋でキープしているのですから、本当に凄いことです。
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