15時から船橋の「寅屋 本町店」で飲み始め、「増やま 本店」へ二軒ハシゴして、息子たちと別れたのが18時。
夜営業は土曜日だけの宿題店、勝田台の「麺屋 一瀧」を訪れる絶好のチャンスです。
夜営業は土曜日だけの宿題店、勝田台の「麺屋 一瀧」を訪れる絶好のチャンスです。
しかし、気が付いたら、なんと大佐倉駅。
大幅に乗り過ごしてしまいました。
まだ早い時間なので上り電車はあります。
こうなったら意地でも食べようと、再び勝田台まで戻ります。
お店に辿り着いたのは船橋を出てから一時間半も経っていました。
狙いは昆布水つけ麺。
店先に椅子が置いてあるところをみると、昼の営業はかなり並ぶのでしょうか。
暖簾を潜って店内へ。
入口の券売機で食券を購入します。
せっかくですから特製昆布水つけ麺(1,350円)にします。
いわゆる全部入り。
食券をホール係のお兄さんに渡します。
四つあるテーブル席は満席。
私はカウンター席に座ります。
店内は質素な造りですが、明るく清潔。
若いお客さんが多く、ご常連風に見えます。
固定ファンがいるようです。
不織布エプロンのサービスを発見しました。
おっちょこちょいの私にエプロンは必須です。
カウンターの目の前には昆布水つけ麺の食べ方が貼られています。
真剣勝負でラーメンを作る店主の動きも好感が持てて、期待が高まります。
卓上には調味料。
オーソドックスな揃えです。
10分弱ほど待って、特製昆布水つけ麺が出て来ました。
特製には豚チャーシュー2枚と、鶏チャーシュー1枚、味玉がトッピングされています。
チャーシューは、いずれもなかなかの大きさと厚さです。
つけ汁は醤油ベースのもの。
貝割れが入っていますが、細かく刻まれたものは何でしょう。
まずは昆布水をひと口。
つけ麺の昆布水としては淡白で、主張は控えめな味わいです。
昆布水だけの状態で、つけ麺と一緒に供される藻塩を振って、そのまま頂きます。
続いて麺。
昆布水だけの状態で、つけ麺と一緒に供される藻塩を振って、そのまま頂きます。
麺の黒っぽい斑点は全粒粉と思われます。
ひと口啜ると
「お、旨いじゃん!」
と思わず心の中で呟いてしまいました。
昆布水、藻塩、そして極太の全粒粉麺。
それらのバランスも良いのですが、何より麺が期待以上のクオリティです。
二回ほど藻塩で食べてから、つけ汁に潜らせて頂きます。
しっかり熱いつけ汁に細かく浮かんでいたのは刻みチャーシューでした。
また、沈んでいてわからなかったのですが、細切りのメンマも入っていました。
つけ汁は、よくある豚骨魚介のドロリ系ではなく、醤油ベースのサラリ系。
腰があるのに滑らかな喉越しの全粒粉麺との相性もバッチリで、声を出して
「旨い!」
と言いそうになりました。
味玉に箸入れ。
卵黄の濃厚な色と半熟加減、コクのある味付けは、たまご好きの私も満足。
そのまま一気に寄り切りました。
つけ麺は並盛で250gなのですが、375gの大盛でもイケた気がします。
せっかくの昆布水を残すわけにはいかないので、つけ汁に入れて「スープ割り」ならぬ「昆布水割り」。
そのまま昆布水は完飲です。
駅から少し離れた勝田台の古い飲食店街にあるのですが、らしからぬ若いお客さんやカップルが多いのが意外でした。
勝田台と言えば「中華ソバ 篤々」の一択だったのですが、新たな選択肢となり得るお店を発見しました。
大佐倉から戻った甲斐があったというものです。
ちなみに20時で昆布水つけ麺は売り切れていました。